表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

239/293

二百三十話目 スー君と女神


ちょっと短いですが、きりが良いので更新させて頂きます。

11月3日の更新です。

本日も宜しくお願い致します



《『先ず、スペアをそちらへ戻すのが速くなったのは、魔王軍が進軍を始めている事とは何も関係は無い。スペアは立派に我々の修行に耐え、力をつけたからこそ戻した。と言う事だけは始めに伝えておきたいと思う』》


 シルビアーナは水晶玉越しに、スー君へ向けて笑顔を送った。


 スー君はシルビアーナに誉めてもらって、顔を真っ赤にしながら照れている。


 モジモジしてるスー君は、例え身長が180㎝を越えているとしても可愛い。



「スー君頑張ったんだねぇ?」


「えへへへへへ」


 追い討ちをかけてみると、スー君の顔は更に真っ赤になった。可愛い。


《『そうだ。そうそう、その事でもユートやシエロに伝えておきたい事がある』》


「俺とシエロ君に?えっと、何でしょう?」


《『うむ。スペアの体の事だ』》


 シルビアーナは水晶玉越しにコクリ、と頷きながら、そんな事を言った。


 途端に、彼の寿命を、身体中に一度は深々と刻みこまれた皺を思いだし、肌が粟立つ。



「シルビアーナ、どういう事?」


 思わず裕翔さんに割り込む形になってしまったが、裕翔さんは許してくれた。スッと、横にずれて、僕を水晶玉の正面へ立たせてくれる。


《『うむ。先ず、体の事。と言っても、スペアの寿命関係の事ではないから安心するといい。私が言いたかったのは、彼の総魔力量だ』》


「へ?魔力量?」


 命に関わりは無いと知り、急に力が抜ける。僕の隣で、同じ様に水晶玉を覗き込んでいた裕翔さんも、ホッ。と息を吐いたのが分かった。


《『もう、姉さんは紛らわしいのよ!ちょっと代わって!』》


《『あっ!おいっ!?』》


 ん?何か急に水晶玉の中…と言うか水晶玉の向こう側がわちゃわちゃし出したぞ?


 何かシルビアーナとスカーレットが揉めてるみたいだけど…。おいおい、女神通しで揉めないでおくれよ。



 何てあきれ半分で2人のいざこざを皆で眺めていると、



《『2人、が揉めてるから、代わりに、私が、説明する』》


《『『あっ!』』》



 揉めてる長女と末っ子を尻目に、ドヤ顔の次女が降臨した。


 流石はブロナー(空気クラッシャー)だねぇ。



《『じゃあ早速…』》


 そして、呆気に取られる上と下に全く構わない自由人な真ん中は、ドヤ顔のままで話始めたのでした。まる。



副題は《三姉妹の兄弟喧嘩ww》です。


本日も此処までお読み頂きまして、ありがとうございました。

明日もまたこの時間に更新致しますので、宜しくお願い致します


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ