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十五話目 闇の精霊③


1月30日の更新です。

本日も宜しくお願い致します!



「あっ、はい…」


 余りのブロナーの見事な変わりように、思わず生返事みたくなってしまった。


 だって、僕からしたら右にも左にも裕翔さんがいて、しかも本物の方が腕を組んで黙り込んじゃってる状況なんだよ?


 そっちも気になるけど、こっちの裕翔さんは、中身がブロナーだって分かっていても、どう見たって裕翔さんにしか見えない。


 かと言って、中身はブロナーな訳で…。


 どっ、どう接したら良いんだろう?


 あぁん!宇美彦!亜栖実さん!!どっちでも良いから帰ってきてぇ!!



「何だかノリが悪いなぁ?まぁいいや。本題に入るよ?ご覧の通り、この魔法を使えば色々な人や動物に化けられる。そしてーー」


《ボフッ》


「この子、を、使って変身すれば、シエロ君も、普通に、外で活動、出来る」


「うわっ!?」


 ただでさえ困惑していたところに、話しの途中で急に元に戻るから、ビックリして思わず声が出た。


 …ちょっと恥ずかしい。



「ビックリ、した?ごめん、ね?この子の力を使っ、て、変身してみせた、から、術を教える、には、変身を解かなくちゃ、いけなかった」


 律儀に謝ってくれるブロナーさんに、多少気まずい思いをしながらも、何とか返事を返す。


「えっと、この子って、ブロナーの手の中にいた子の事だよね?」


「そう」


「今も僕には妖精さんにしか見えないんだけど、ブロナーが命じたりして、変身させてるの?」


 精霊が目立たないように、と、妖精の姿のままでいさせる人は少なからずいる。


 現に、僕の学生時代の担任教師もそうだったから。


「んぅ?」


「ん?」


 声に反応して、ブロナーの手の中を見ると、今の変身中にでも起きたのか、手の中にいる、小さな小さな女の子が此方を見つめていた。


 さっきはブロナーの手の中で寝ていたから見えなかったけど、白目の無い黒一色の瞳は、光をキラキラ反射していた。


 何だか、仔犬みたいで可愛らしい。


 あんまりじーーっと見つめられると照れるけど、この子にされるのは、不思議と嫌な気持ちはしなかった。


「ん。別に、私が命じて、この格好をさせ、てる訳じゃ、ない、ちょっと、この子は特殊だから…」


「特殊?」


 視線を上に上げてブロナーに合わせる。


 すると、彼女は失敗がバレた時みたいな、バツが悪そうな表情を浮かべていた。



「ん。実はーーー」


 この後、一生懸命ブロナーは、彼女と、手の中の妖精?精霊か?の件について話してくれたけど、あの口調の上に言いづらいらしくて、回りくど~い会話だったから、僕がざっくりまとめてお話しします。




書いてる方も違和感が酷くて鳥肌になっていましたww


此処までお読み頂き、ありがとうございました。

明日も同じ時間に更新させて頂きますので、また宜しくお願い致します。


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