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十三話目 闇の精霊①


1月27日の更新です。

本日も宜しくお願い致します



「パンパカ、パン、パンパーン」


 効果音を口で出すなよ…。


 どこかのネコ型ロボットがポケットから道具を出す時みたいな効果音を発しながら、ブロナーが開いた手のひらの中には、小さな小さな女の子が、体を丸めて眠っていた。


 小さな手足に絡む、真っ黒に見える濃い緑色の髪の毛は、きっと、彼女が立ち上がったら引きずる程長いだろう。


 服の造形等は、此処からでは見づらいけど、とりあえず真っ黒だって言うのは分かった。



「ブロナー様、この子は?」


 裕翔さん、と言うか、僕以外のメンバーは、基本的に彼女達女神を【様】付けで呼ぶ。


 それに習って僕も一度呼んでみたけど、3人からびっくりする程嫌がられたので、未だに僕だけは呼び捨てで呼んでます。


 女神達は、出来れば他のメンバー達にも止めて欲しいらしいけれど、真面目な裕翔さんが固辞したんで、諦めた。と聞いた事がある。



 閑話休題(それはさておき)



「ん。闇の精霊」


「「はぁ!?」」


 ブロナーが更なる爆弾を投下してくる。


 どう贔屓目に見ても、妖精にしか見えない小さな小さな女の子とブロナーを交互に見ながら、僕と裕翔さんは叫んだ。


 それを見てブロナーの表情がどや顔に変わる。


 本当に、今日のブロナーは表情をコロコロと変える。


 僕は珍しいものを見た嬉しさと同時に、また厄介なものに巻き込まれるであろう、己の人生を少しだけ呪った。




「え~と、その子が闇の精霊だとして、どうして僕に?宿主は、精霊や妖精自身が自分で決めるべきものでしょ?」


 呪ったは呪ったけど、まぁ今更か。と諦めの境地に至った僕は、暫しの沈黙の後、そう、ブロナーに切り出した。


 因みに、裕翔さんはまだ手のひらの上で眠る少女を見つめている。


「ん。宿主、の件は、この子が上で見ている時に言い出した、事だから問題ない。何で闇、の子かって話しは、今、貴方に必要だから」


「必要?」


 ブロナーは、そう。と首を1つ縦に振ると、


「シエロ君は、闇属性魔法、の、効果を知ってる?」


 と、問いかけてきた。


「えっ、と。確か…【吸収】だっけ?反対属の光属性は【放出】だったよね?」


「そう。光は周囲を、照らし、希望を放つ(はなつ)事がお仕事。対して闇、は、周囲から光を吸収し、絶望を与える、のがお仕事だと、学校なんか、では教えら、れているけど、本当のところは、少し違う、の」


「違う。とは?」


 ずっと少女を見ていた裕翔さんも混ざり、ブロナーの闇属性魔法講座(?)は続く。





ブロナーが出てくると、句読点が辛い…(自爆)

説明回ばかりですいません(/o\;)


もっ、もうちっとだけ、続くんじゃあ…。


本日も此処までお読み頂き、ありがとうございました。

また明日もこの時間に更新致しますので、また宜しくお願い致します。


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