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✧ 詩 ✧  孤独・夢・希望

緑のかざぐるま

僕の机の上にかざぐるまが一つ


目のぱっちりした小さな(めい)からもらった

緑色の折り紙で作ったかざぐるま


一人真夜中に詩を書いていると

君が小さな指で懸命に折っていた姿を思い出す


あれから五年が経ち

君は高校生になった


君の住むメトロポリスには

信じられないほど多くの人々が暮らしていて

信じられないほど多くの人生があるという


君が送ってくれた写真……


たくさんの愛に包まれ

バラ色の頬にときめきと幸せを浮かべて

光の中を歩んでいる君がいた


僕が君に言えることは

あまりないけれど

もしよければ受け取ってほしい


人々の心に映る自分を見つけようとするよりも

君の心の中に揺るぎない自分の王国を築いてごらん

人々に愛されるよりも人々を愛するために

多くを与えられるよりも多くを与えるために


君のバラ色の頬にさわやかな緑の高原から風が届くように

緑色のかざぐるまの前で祈ろう


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― 新着の感想 ―
[一言] 目のぱっちりした小さな可愛い姪御さんが、一所懸命に折った緑色のかざぐるまを、机の上に飾っている真一郎さん。 高校生になった彼女に、「愛されることより愛すること」「与えられることより与えること…
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