表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/13

どんぐりころころ…

『兄さーん!こっちでーす!』


茜の声が聞こえる……


行きたくねぇーーーーーと心から叫びたかったが、愛しの妹の嬉しそうな声を聞くと…


『俺がシスコンなのかもしれん……(笑)』


屋敷を出て、3時間……電車とバスを乗り継いで今、俺達二人は山道の中にいる……


『兄さん。たぶんこっちです。』


地図とにらめっこしながら、茜が先頭をきって獣道を行く。


こいつの前世は犬かもしれない(笑)


そこからさらに1時間……

二人とも汗だくになりながら先を急ぐ。

季節は春。流石にこれだけ歩けば暑い。


あぁヤバい……

暑くて死ぬ……もっと運動しとけば良かった…


そう思った時、ふいに声がした…


気がした…


─────────────────────

(しょーがないなぁ…ちょっとだけだからね。)

─────────────────────


ビュウ…


ブルブル…寒っ…


汗がスーっと引いた。


隣にいた茜と目が合う。たぶんこいつの仕業だったのだろう。


『茜、ありがとな。』


『??何がですか?』


よく出来た妹だ。


『あっ、見えてきましたよ➰』


森のど真ん中にでっかい街のような都市が見える。


なんじゃありゃ。すげぇな。


さっきまで帰りたかった気持ちを一掃するようなワクワク感にかられ、佳祐は一歩踏み出した。



そして……


カチッ…………








『どわぁーーーーーーー』

『きゃあーーーーーーー』



落ちた。(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ