1-2 職業
さて、【種族】を選択したようだが、この時点でのあなたは一般人に過ぎない。ここで作成を終える事も可能だが、その場合、朝になると畑に行き日が沈むと家に帰るというプレイが待っている。
冒険者は英雄になり得る存在だと書いたが、ここであなたが冒険者になるための手続きを行おう。
〈能力値の計算〉
単純な計算である。最初に2つの選択肢を選んでいただきたい。
『各能力値に7を加える』か、『各能力値にサイコロ2個の出目を加える』かだ。
どちらを選択するのも構わないが、筋力に7を加えて耐久にサイコロ2個、といった選択はできない。あくまでどちらかのみである。
『7を加える』場合、平均的な冒険者が出来上がる。サイコロ運のない人、安定(!)を求めるチキンはこちらを選ぶと良い。
『サイコロ2個』の場合、力のない冒険者になる可能性もあるが、より強力な冒険者になる可能性も存在する。「人生はギャンブルだ!」というダメ人間や、「置きサイなんて軽いぜ!」といったもっとダメな人はこちらを選ぶべきだろう。
〈能力値修正〉
さて、あなたが「貧弱なボク」になったのか、「筋肉ダルマ」になったのか知った事ではないが、プレイ中に能力値そのものを使用する機会はない。かもしれない。多分ないだろう。
「じゃあ何のために決めたんだ?」と言われると私も困るので次に進めるとしよう。
ゲーム的な【判定】のため、各【能力値】を6で割っていただきたい。端数は【切り捨て】である。
これにより、0から3の数値になるはずだ。
それが実際に使用する【修正値】となる。
【能力値】÷6=【修正値】
実際の判定では【サイコロ2個】に【修正値】を加えて判定する。加える【修正値】は他にも存在するが、今は置いておくとしよう。
〈職業の選択〉
さて、あなたは『無職』の冒険者となったわけだが、ゲーム世界においてまでニートを演じたくはあるまい。少なくとも私は嫌である。
そんなわけで、次項からは、各種職業と就業するメリットを挙げていく事にする。
〈ホレイショの冒険 2〉
さて、能力値の確定か。ダイスを振るのが冒険者だろ。筋力は…やった!10だ。これに基本値を足して16。耐久…8で合計14。知恵は…なんてこった、2で合計8。器用12、敏捷9、運12と。
これを6で割って修正にするのか。職業は戦士にするかな。
『ホレイショ』
人間 男 戦士
筋力16 修正2
耐久14 修正2
知恵8 修正1
器用12 修正2
敏捷09 修正1
運 12 修正2
スキル
片手剣マスタリ3、