KENJI先生

＊イメージイラスト

詩もどきと、イメージ画です。

下手な絵でイメージが壊れた場合は、どうか忘れて下さい。

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　　幻想の国へ

幼い頃　あなたに手を引かれ

僕は夢の扉を潜った

あなたは夢の案内人の一人

あなたに導かれ

あなたの見せてくれる世界に

瞬きも忘れ

口にされる言の葉の清冽な美しさに

恍惚（うっとり）とした

のは僕一人ではなく

あなたの世界を目にした者達が

あなたを胸の灯（ともしび）としつつも

地図のない夢の広野に彷徨（さまよ）い出て

新たな地平（せかい）を切り開いている

もちろん他にも多くの案内人たちがいて

彼ら彼女らは　夜ごとに　

退屈な日常の隙間ごとに

僕らを遥かな世界へと誘（いざな）ってくれる

夢の世界は日々広がっていく

痛みの中　恐れの中でも　憎悪の中でさえ

僕らの道標（みちしるべ）として光る

一つの　幾千万の　物語（ゆめ）へ