デンキネズミ
路地裏を探検していた時、僕は不思議な光景に出合った。狭い路地の行き止まりに、何かの店があるらしく、そこは盛況な様子だった。僕より少し年上らしい少年達が、店を出たり入ったりしていて、店の前にも人集りがしている。
少年達は店から出て来ると、外にいた少年達の輪に入る。彼らは、手の平に収まる程の何かを互いに見せ合って、興奮したように声高に話し合うのだった。僕は、沢山の年上の見知らぬ少年に気後れがして、遠くから見ているしか出来なかった。
僕のところからは、彼らの会話も切れ切れにしか聞こえない。
「成育良好・・・高くジャンプ・・・もう、とってこいが出来・・・」
それと、ラルフやブランと言った、固有名詞らしい物も聞こえてくる。僕は仔犬か、それに類するものの話に違いないと、推測した。
少年達が三三五五散り始め、店に出入りする姿も途絶えたのを見計らい、僕はようやくその店に近付いた。建物の前に立っても、店だとは一目では分からない。ただ、扉にナット留めした木の板が打ち付けてある。
僕はその読みにくい、図形と文字が絡みあったような説明書きに目を近付ける。
「デンキネズミ専門店。デンキネズミの製造販売は、専門店でのみ行っています」
ペット屋でも菓子屋でもなく、玩具屋だったようだ。電気鼠と言う響きは、少年と名の付く生き物の心を魅了してやまない。とは言っても実際は、捩子式ネズミのオモチャに違いない。僕は少し大人ぶって、呟いた。
「何だ。みんな案外子供じゃないか」
僕より年上の少年達が、小さなモォタァ式のネズミに、夢中になっていると思うとおかしい。その時、扉が内側から押し開けられ、僕は慌てて後ろへと飛び退く羽目になった。まだ客が、残っていたのだ。
「ごめんなさい」
僕は、壁際に下がって俯いた。その少年は、僕の双子の兄よりも年上らしく、ずっと大人びて見えた。
「僕が最後だとばかり思ってたよ。ここは人集りがするって言うのに、ドアの開け閉めに、注意してなかった僕が悪いんだ」
少年は、僕のような年下相手にも、横柄な態度はとらなかった。
「いいえ。僕、平気です」
僕は気恥ずかしさに、更に俯いてしまう。少年は、扉を支えたまま僕に言う。
「どうぞ入ってくれ。君のような少年まで来ているとは、君は早熟な性質らしいね。その年頃の友達の弟なんて、フラシテンのぬいぐるみのうさぎにしか、興味がないって言うのに」
少年の言葉に、僕はドキマギしてしまう。やっぱりこの店は、僕ぐらいの子供が来るような場所ではないのだ。この少年も、先程の少年達の中にいたのと同じ、寄宿舎のらしい制服を着ている。せめて、寄宿舎に入れるぐらいの年齢でなければならないのだろう。少年は動かない僕に、はたと気付いたように言う。
「おや。この店に用があったんじゃないのかい?」
「済みません。僕、間違えました」
顔から火が出そうになりながら、僕はその場から逃げ出そうとした。数歩駆け出したところで、後ろから肩を押さえられた。
扉が閉まる音がする。少年は、僕の肩を両手で掴みながら言う。
「まぁ、待ちたまえよ。別に不良少年御用達の店って訳じゃない。ここほど健全な場所はないぜ。青少年健全育成委員会推奨ってあるだろ」
少年はそう言って、僕の肩を片方の手で掴んだまま、もう片方の手で扉の板の端を指差した。渦巻きのような、蔓草のような模様と見分けが着かないような文字で、確かに小さく青少年健全育成――と書いてある。最初に見た時には、飾り枠に紛れて気付かなかったようだ。
「僕らにすりゃ、無粋極まりない文句だけど」
そう言った少年に、僕はようやく気を許して少しだけ笑った。少年も、僕が逃げる心配はないと思ったようで、掴んでいた僕の肩を離す。
少年は、ポケットからアルミ缶をとり出すと、巻き煙草を一本抜いた。僕が見ている前で、少年は燐火で煙草に火を点けた。落ち着かない気分の僕の前で、少年は悠然と煙草を燻らせながら、口を開いた。
「君、デンキネズミのことは、聞いたことあるだろう」
僕は、途惑いながら首を横に振る。
「ううん。いいえ。知りません」
僕は、年上の少年に気圧されていた。双子の言う、新入生が上級生の前では萎縮すると言うやつだろう。少年は、真面目そうに見えるし、吸っている煙草の煙からはシトラスの匂いがするので、単なる香り煙草らしいのが分かる。
香り煙草は、火の始末さえ出来るのなら子供が使用しても構わないが、それを利用して香り煙草に見せ掛けて、煙草を吸う子供が出てくることが問題視されている。
無用な誤解を招かない為には、子供の内は香り煙草も控えた方がいいと言うのが、先生の意見だ。僕ぐらいの子供は、シガレットチョコの方が、ずっと心の栄養になると先生は仰る。僕も、香り煙草のハァブやポプリや木の香りよりも、桜のチップで焚いた薫製のベェコンや、ハァブ入りの料理やお茶の方が好きだ。
少年はポケットから出した物を僕の手に握らせながら、
「ほら、これだ」と、言う。
それは、一枚のカァドだった。カァドには、灰色と白に色分けされたネズミが、星柄の青いボォルの横に立っている絵が描いてある。絵はホログラフになっていて、カァドを動かすと、ネズミが玉に乗ったり降りたりする。
「へぇ、面白い」
僕は、そう声を上げた。でも、それだけだ。少年は、
「君も、何がいいのか分からないって顔してるな。僕が最初に買った時はセルカ――ネズミの名前だけど――は、親指の爪ぐらいの大きさで、丸くなって寝ていただけなんだ」
と、説明した。僕は、からかわれているんだと思って、今度は大きな声を出した。
「そんな」
どう見ても絵のネズミは、少年の言ったよりは七、八倍は大きい。
「僕のが、一番成長が早いんだ。寮長の立場を利用すれば、電話室にも行けるからね。まぁ、余計な仕事を舎監から押しつけられて、今日みたいに一人、出遅れるような目にも遭うけど」
少年は僅かに肩を竦めたが、ネズミのことでは自慢に思っているのが感じられる。寮長をしていると言うなら上級生で、しかも勉強も運動も出来て、品行方正な生徒なのだろう。大人の手先ではない印に、香り煙草を吸うような粋さも持ち合わせている。
「でも、どうして?」
僕は、カァドをひっ繰り返して、その秘密に迫ろうとするが、ただの白いカァドにしか見えない。カァドは、プラスティックでも紙でもないようだけれど、材質が何かも分からない。少年は、僕からカァドをとり戻しながら話し始める。
「このカァドを、電話口に差し込むだろ。デンキネズミは、電話の回路から電気エネルギィを得て育つんだ。別に電話は掛けなくても、受話器を上げておくだけでいい。それで回線は開くから。一日に一分、それで必要量は賄える。あまり一度に上げると太り過ぎて、何一つ芸もせずにひたすら寝てるだけになるから、ある程度の体重調整は必要だよ。成育の度合いによって、出来ることが増えていくんだ。最初に覚えるのは挨拶で、手を振るようになる」
「スゴイ」
僕は少年を見上げて、心底感嘆する。少年は微笑んで、
「だろう?」
と、返す。僕は、落ち着かない気分になった。
「でも僕、お金は少ししか持ってない。でも頼んだら貰えると思うし。でも高いのかな」
この時には僕は、どうしてもそのデンキネズミが欲しくなっていた。少年は、
「タダみたいに安いんだ。親や大人に知られたら子供っぽいって、きっと馬鹿にされるから、内緒にした方がいい」
と、教えてくれる。僕は、先生なら馬鹿にしたりしないと思いながらも、一応頷いておいた。もしかしたら先生は、僕がデンキネズミを買う、飼うことを良くは思わないかも知れない。僕はふと思い出して、
「みんなは、ここに何をしに来ていたの?」
と、聞いた。今日買いに来ていたと言う訳ではなさそうだ。
「三日に一度、検査を受けに来るんだ。ネズミの栄養状態を、見て貰う為にね。まぁ、餌さえしっかりやってたら、別に来なくてもいいんだけど、情報収集には持ってこいだからね。電気を全く与えなくても、一週間までは保つと言うけど、そんな残酷なことは出来ないだろう。痩せる様なんて見たくないよ」
少年は、愛しげな手付きで、チョイとカァドの中のセルカを突ついた。僕は、
「僕、やってみるよ」と、言っていた。
*
僕は、デンキネズミ専門店で、デンキネズミを買った。僕のネズミは、白地に黒の縞が縦に走っていた。大きさは親指の爪ぐらいで、背中を向けて丸くなっている。ただひたすら寝ているのか、カァドを動かしても格好は変わらない。
デンキネズミを買ったことは、先生には内緒にしていた。値段は安かったし、夢を買ったと言えばそれまでだけれど、でも無駄遣いじゃないだろうかと僕は心配だった。それに、僕は電話に、そんな切り込みがあるのを見たことがない。しかし試しに見つけた公衆電話を良く見ると、カァドの差し込み口が横に付いていた。
僕は、カァドはカァド入れに、コインは普通の投入口に入れて受話器をとった。回線が開いている証拠の、待ち受けているような無音の代わりに、受話器を耳を当てると、言われていた通り、チィチィと言う微かなネズミの鳴き声がした。
「スタビィ。お前の名前はスタビィだよ」
僕は電話に向かって、囁く。受話器を通して僕の声も分かり、飼い主だと認めてくれるのだ。色々話しかけると、人とは違った、変わったポォズなどもとってくれるらしい。それに、名前を呼ぶと受話器の向こうから返事をするとか。中には、手を振って挨拶することを覚えず、そっぽを向いていたネズミもいるらしい。
僕は一分経った頃を見計らって「じゃあ、またね」と言って受話器をフックに戻した。僕は、ドキドキしながらカァドをとり出したけれど、僕のスタビィは丸くなったままで、何も変わった様子はなかった。
悪戯で騙されたんだろうかと思いつつも、僕は簡単には諦めなかった。完全に信じていた訳ではないけれど、次の日も僕は公衆電話を見つけると、先生の目を盗んでカァドを電話に入れた。受話器の中からは、チィチィと言う鳴き声が聞こえるが、それは何か他の音なのだろうか。カァドの中のスタビィは、相変わらず丸くなったままだったが、カァドを動かすと、寝返りを打つようになった。
僕が、どれ程驚いたかは言うまでもない。額に黒い筋があり、目を閉じているスタビィのあどけない寝顔に、僕は見とれた。
三日目になると、スタビィは手を振って、僕に挨拶するようになった。僕は、先生の側を離れて、一人でデンキネズミ専門店に足を運んだ。僕はスタビィの成長に気を良くしていたけれど、年上の少年達の間に混ざる勇気はなかった。
本当は、あのリドル(謎)と綽名されている少年にだけは、スタビィと名付けたことや、挨拶が出来るようになったことを報告したかったが、リドルの姿は見かけなかった。
僕は、人気がなくなったのを見計らってから、デンキネズミ専門店の中に潜り込んだ。間口は路地の幅しかなく、鰻の寝床のように、長く奥まで続いているのかも知れないけれど、窓口で仕切られていて奥の様子は分からない。店は、三人も入れば一杯になってしまう。それも、家具一つなくてガランとしているだけだ。
窓口の上には、デンキネズミ相談窓口のプレェトが、板棚の下には潜り戸がある。切りとられた窓口は小さくて、相手の手しか見えない。窓口係は無口で、最初の時は大体の説明は聞いたと言うと、餌遣りだけは忘れないようにと念を押しただけで、殆ど何も喋らなかった。
甲高い細い声で、しかも少ししか喋らなかったので、男なのか女なのか、若いのか年寄りかなのかも分からなかった。今日など、 僕が見て下さいと言って、カァドを浅いカゴに入れると、カゴは窓口の中に引っ張り込まれただけだった。
暫くすると、順調と言う声がして、カァドの入ったカゴが再び押し出されて来たが、何かの加減で窓口の端にぶつかって、つかえてしまった。白い手袋を填めた手がぎこちなくカゴを押すので、僕は手伝ってカゴの位置を変えてやった。
ひょんな具合で窓口係の手袋を填めた手に触れてしまった。その時、僕はとても変な気がした。手はすぐに引っ込められ、それ以上の言葉も戻ってこなかったので、僕は有難うとだけ言って店を出た。
室内が静かな分、潜り戸が軋むらしいキィキィ言う音が、よく聞こえていた。何だか、ネズミが鳴いているかのようだった。売られるのを待っている、デンキネズミたちの声? まさかね?
路地の入口まで出ると、そこにリドルが立っていた。リドルは、大人の目を逸らすぐらいは狡猾で、香り煙草の代わりにガムを噛んでいた。
「やぁ、来ないかと思っていたよ」
僕は、リドルに会えて嬉しかった。リドルは僕に、ストロベリィミントの板ガムを一枚くれた。
「今日は早かったんだ?」
リドルが頷く。僕は、ガムの包みを破って口に入れた。イチゴの味も仄かにするが、僕にはミントが強過ぎて舌がヒリヒリした。年上の少年と、少し大人っぽい味のガムを噛みながら話をするなんて、大人になったみたいな気分だった。
僕はガムを膨らませたい気持ちを押さえて、出来るだけ早くガムのミント味が消えるように良く噛んだ。僕は、早速先程窓口係に感じたことを、話してみることにした。
「僕間違えて、窓口の人の手を触っちゃったんだけど冷たくて、何だか普通じゃなかったよ」
ほんの一瞬、それも白手袋を通してだったけれど、僕はゾッとしてしまったのだ。リドルは、驚いた様子もなく、
「ああ。ありゃ、義手だぜ」と、砕けた調子で言った。
僕は、何だと思う。生身っぽくなかったのも、不器用なのも、それで納得がいく。
僕はリドルに、スタビィと名付けたことや、おいでおいでする様子を見せて上げた。リドルに言わせると、成長するのは数日ごとで、二週間もすれば玉乗りも出来るようになると言う。暫くデンキネズミに付いて話した後、僕はリドルと別れた。
その後、僕のスタビィは二本足で立ち上がり、万歳すると言う行動をとった。
可愛い!
次にリドルに会った時には、リドルのセルカは穴を掘ると言う行動に出ていた。僕のスタビィも順調に成長して、ジャンプするようになった。三度目に会ったリドルのセルカは、掘った穴に入って頭だけ出すようになった。
その後暫く僕は、査定には行けなかった。それでも公衆電話だけは見つけて、スタビィの御飯は忘れずに上げていた。こうなるとスタビィは、僕のペットも同じだ。僕は、そうなってもスタビィのことを、先生には話さなかった。僕だけの秘密のペットと言うのも、素敵なものだ。
僕は、ポケットの中にネズミを飼っているのだ。普通のペットとは違うけれど、声だって聞ける。旅行をしている僕のような者にはデンキネズミはぴったりなペットだろう。
カァドは、飛んでいく枝とそれを銜えた図になり、ついに僕のスタビィも、玉乗りが出来るようになった。
ようやく一週間ぶりに査定に行くと、店の前には誰もいなかった。一番早く成長しているセルカが、今度はどんな行動に出ているかリドルに聞くのを、楽しみにしていたのだ。他の少年達の姿も見えないと言うことは、よくあるように、もうデンキネズミに飽きて、別の物に夢中になっているのだろうか。
そして、ついに僕のスタビィも、穴を掘り出した。その時から、少し妙なことになり出した。いつもは食事の時に、受話器に向かってスタビィと呼ぶと返事をするのだが、カリカリと噛っているような音しか聞こえなくなったのだ。
穴に潜り込むスタビィを見ると、僕は不安になった。
そしてある日、スタビィは消えてしまった。いつものようにカァドを電話に入れて、受話器を持ち上げても、カリカリと噛る音さえ聞こえなくなっていたのだ。僕はスタビィが病気にでもなったか、最悪死んでしまったのかと、何度もスタビィの名を叫んだ。
どこか遠くで、微かにキィと、一度だけ聞こえたような気がするけれど定かではない。そして受話器を置いてカァドを抜き出してみると、スタビィは消えていたのだ。僕は、投入口に絵が落ちていないか、必死で覗き込むことまでしてしまった。
勿論、薄っぺらなネズミが、投入口に落ち込んでいるなんてことはなく、僕の手元にはただの白いカァドだけが残されていた。
掘った穴さえ見えなかったが、スタビィは掘った穴から電話回線に逃亡したかのようだった。受話器から聞こえていたカリカリと言う音、あれはやはり穴を掘っている音だったに違いない。
まるで魔法みたいに――ううん、絵が変わること自体が、既に魔法だった訳だけれど、ネズミの絵は消えてしまった。スタビィは逃げてしまったのか、それとも全ては僕が見た幻だったのか。僕の育て方が悪かったのか何なのか確かめる為にも、僕はその足で店に行った。査定の日でもないけれど、そんなことは構っていられない。
そこで僕が見たものは、思いも掛けないものだった。デンキネズミ専門店の建物はあったけれど、看板はなくなっていて、古くて破れた空き室のビラが、扉に貼ってあるだけだった。店だった建物の前には、沢山の白いカァドが落ちていた。
デンキネズミは、僕のスタビィだけじゃなく、みんな逃げ出してしまったのだろうか。それ以上、僕にどんな調べる手立てがあると言うのだろう。誰か来ないか、見かけないかと思ったが、一番遅くにデンキネズミを買ったのは僕で、僕が最後の筈だから、店に立ち寄る者などいなくて当然だった。
お陰で、リドルは本当に、リドルになってしまった。デンキネズミに関する情報以外、行っている学校や本名すら聞いていなかったのが悔やまれる。とは言っても普通の時だったら、リドルのような大きな少年が、僕のような子供を相手にしてくれた筈がない。
デンキネズミとは、一体何だったのだろう。
僕は時々、用はなくてもコインを入れて、受話器を耳に当ててみることがある。スタビィと呼んでも返事は聞こえないが、ずっと耳を澄ませていると、ほんの時たま、微かにチィチィと言う鳴き声が聞こえるような気がすることもある。餌の心配のない電話回線の中で、デンキネズミたちは、暮らしているのかも知れない。
飽きっぽく、要求の多い少年達に飼われていることに嫌気が差して逃げ出したのか、初めから、デンキネズミを電話回線にバラ撒くのが目的だったのか。何でそんな必要があるのかって? そりゃ、僕らには関係ないけど・・・・。
そもそもあの窓口にいたのは、本当に人間だったんだろうか。キィキィと聞こえていたのは、戸の軋む音?
僕が見つけたデンキネズミ専門店は、二度と開く気配はなかったし、その辺りでは同じ手は使えないだろうが、何処かでまた何も知らない少年達が、デンキネズミに夢中になっているのかも知れない。
今度デンキネズミの専門店を見つけたら、僕は何としてもその秘密を暴いてみたい。