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コンパイルキューブ

都市伝説の魔術師

作者:巫 夏希
 ゴールデンウィークが明け、六月。『事件』後、家族と仲睦まじく暮らしていた柊木香月とその妹夢実。
 彼の本業である学生生活と、『裏の仕事』も順風満帆に進んでいた。
 彼の裏の仕事は魔術師だった。それも魔術師として優秀な存在であった。
 最強の魔術師にも弱点はある。
「私は……仕方がない。都市伝説に『殺されても』仕方ないのよ……!」
「そうであったとしても、罪を裁かれようとしても……女性が涙を流している。それだけで助ける理由には充分過ぎると思うのだが?」
 魔術師柊木香月は都市伝説から彼女を守るべく、取った行動とは――!
「……どうしてお兄ちゃんは毎回のように女の子を助けてくるのかな? もうこれで数えきれない程の回数なのだけれど。お兄ちゃん、惨殺か虐殺、どっちがいい?」
「ちょっと待ってくれ夢実! いつから君はヤンデレになったんだ! 頼むからそのコンパイルキューブを仕舞ってくれ! なあ!? 頼むから!!」
 現代に生きる魔術師とその争いを描く、シリーズ第二弾登場!
 
あとがき
2016/01/05 02:08
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