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師匠と弟子 (裏)

side〜如月 灯〜

 

「私を弟子にしてください!」

 

武さんに向けて土下座をする

 

「えっとー、如月さんだよね?いきなりどうしたの?」

 

「無礼なのは分かってます、一度はあなたの実力を疑い勝負を挑みましたが、その後貴方の数々の偉業を聞き、考えを改めました」

 

「私に修行をつけてください!」

 

「えぇっと…、僕に教えられることはないんだけど…」


しかしやはりいい顔はされず、渋られる

 

「貴方のいつもの生活を見させてもらえるだけでもいいです!その中に強さの秘密があると思いますので」

 

これでなんとか…!


「分かったよ、僕はいつも通りにするだけだからね」


よし!許可を取れた!

 

「ありがとうございます!」

 


$ $ $ $ $



武さんを観察しに付いていっていると武さんは訓練場に足を運んだ


そこで的の前に立ち、何処からか取り出した盾のようなものを投げる

しかし、明らかに盾の軌道は的に向かっていない


(何をする気なの…?)


すると盾が飛んでいる最中なのにも関わらず、後ろを振り向きこちらを見る


するとーーー、盾がまるでブーメランのように戻ってきて見事的に命中した


(すごいわね…、おそらくブーメラン自体は盾の仕掛けによるものだろうけど、それを調整して当てるなんて…そういう能力を持ってるのかしら?)




武さんは訓練場を後にし、散歩に出かけたーーー

と思っていたのだが


武さんの周りには多くの弾丸が飛び交っていた


暗殺者によるものなのか?

周りを見渡してみるとそれらしい人影をなんとか見つけられた


それにしても数が異常だし、撃ってくる弾丸もありとあらゆる種類が揃っている


全てが目で追えたわけではないが、それでもアホみたいな数と種類である


そして何よりもやばいのは武さんだ

それをまるでただ散歩してるかのようにスレスレでかわし続けている


おそらく実力を隠しながら、暗殺者を諦めさせる方法なのだろうが…

逆にそんなことをしてしまえば、噂によってその実力が広まってしまうと思うのだが


すると、武さんが水筒を飲み始めた

まぁ、そりゃ武さんも人間だ水くらい飲むだろうなんて思っていると


道路を猛スピードでおそらく無人である自動車が走っていた

そして、横断歩道を渡っている子供に向けて突進していく


(止めないと!)


だがここで躊躇してしまう

どうやって?能力だと発動が間に合うか分からないし、あのスピードでは外してしまう可能性がある

だからといって今から取れる方法もない


能力を発動して車を止めようとするがーーー


(間に合わない!)


カンッ! コロコロコロ…


その時、武さんが持っていた水筒がまるで狙いすましたかのように自動車のタイヤの下に転がる


ブーブロロー… ガシャン!


当然自動車は水筒を轢き、スリップして子供から逸れてガードレールにぶつかる


「良かったあ…」




その後は取り調べを受けたが、私が弁解し、他の人の証言や実際に車に人がいなかったこともありお咎めは無しに

聖内学園の生徒ということや私が能力者であることも功を奏したようだ


補修費用は払う必要はないのだが、自分の戒めとして払っておいた


武さんにはお礼を言っておいた、今回分かったことがある

武さんは能力の力に頼りきりではなく、まず素の能力が高い、その上で能力を使いこなし実力を発揮しているのだ


思えば私はとにかく能力を磨くことばかり考え、身体能力や判断力を二の次にしていた

そして能力の使い方も視野が狭すぎたと思う

もし、武さんが私と同じ能力だったとしても武さんはもっと能力を使いこなせていたのではないだろうか?


(もっと強くならなければ…)



$ $ $ $ $



あの出来事から3日後…


僕に関するある噂が流れていた


曰く、「斎藤武は能力だけでなく素の身体能力、判断力が高い」


というものらしい、しかも噂の発生源は如月さんだという




………………なんでこうなるの?






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