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性転換探偵!?  作者: たいたい
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遊園地ゲームセンター殺人事件

犬山は遊園地に遊び......いや仕事のために来ていた、今日は遊園地の中にあるゲームセンターで盗難が相次いでいるという依頼だった。

犬山「こんにちは、この遊園地の支配人の方ですか?」

支配人「はい、当遊園地でこのゲームセンターは昔からある場所でこの付近は一般宅だったんですが、昔凶悪殺人が起きて、周辺の住民が怯えて皆引っ越していったんですよ、あのゲームセンター以外は、ゲームセンター一つの為に工事しないわけにもいかないので、遊園地の中にゲームセンターを作るということで建設当時に和解したんですが......盗難のせいで今ゲームセンターが赤字になってるんですよ、ゲームセンターの店長を任せてるもの......といっても建設前も店長だったので変わらないのですが、最近の連続する盗難に疲れたのか辞めたくなってきたようで、盗難犯を捕まえて彼の元気を戻したいんですよ」

犬山「そんなことが......」

店長「支配人!ここにいたんですか!大変です!」

支配人「えっ、どうしたんだ!まさかまた......!」

店長「とにかく来てください!」















三人はゲームセンターに着いた、そこには倒れた筐体に、破けた電気ケーブル、そして筐体に潰された死体があった。















犬山「それであの人に見覚えは?」

支配人「あいつは福支配人です、実はゲームセンターや周辺の土地の契約で地主を福支配人に置くという物があり、福支配人の他に副支配人の秘書と書記がいるんですが、実質的な副支配人の仕事はその二人で行っており、肝心の副支配人は平日にも関わらず遊びに行ってその先で酒をたらふく飲む役職だけの駄目人間なんですよ」

犬山「酷い言われようですね......」

店長「あの人にはこの遊園地で働く前から苦労してましたよ、前の住民も凶悪殺人があったから逃げる口実が出来ただけで、引っ越しすら基本させないまるで刑務所の看守みたいなやつでしたよ、ただ犯罪が起きたときは流石にイメージダウンしたらしくて引っ越しをすると言っても無理矢理引っ越しさせないという手段には出れなかったようです」

犬山「こう聞いてみるとかなりの屑ですね......沢山の人から恨まれているでしょう」

支配人「そうですね、この遊園地の従業員のほとんどからは恨みを買ってますよ」

犬山「それで、現場の検証をしてみたいんだけど......」

店長「無理ですよ!あのケーブルみたでしょう!感電する可能性があるでしょう!」

犬山「それなら全身タイツというゴムがあるから、電気は平気のはずだ......」

店長「ぜ、全身タイツで事件現場を検証する探偵......端から見たら相当の変人だ......」










犬山は現場の検証を行い、床が滑りやすくなってること、トイレの壁がどんでん返しで向かいが風呂になってることに気付いた。

犬山「なるほど......犯人はこれを使ったんだ!」















犬山「トリックがわかりました」

支配人「何だって!?」

店長「犯人はどうやって殺人をしたんだ!」

犬山「まず、床に石鹸を塗りまくります」

支配人「石鹸なんて縫ったら滑って危ないだろ!そんなことしたら倒れるぞ!......ん!?」

犬山「気付きましたか?」

店長「ってことは犯人はゲーム筐体を使って押して滑らせた......?」

犬山「いいえ、逆です、犯人は予め石鹸濡れの床に電気ケーブルを切りました、電気は水を通しやすいんです、それでゲーム筐体をゴム手袋で押せばゲーム筐体という殺人兵器が出来上がるんですよ、それで倒した......しかも電気が通ってるから触ったら感電するような感電筐体がねぇ......」

店長「そ、そんなことが......」

犬山「これが出来るのは......ゲームセンター店長!あんただ!、あんたはゲームセンターから死体を見つけたとして来た!、怪しいのはあんたしかいない!」

店長「バレては仕方ないな......そうだ俺だやつは副支配人になってまで俺の商売の邪魔をしやがった!俺の仕事なのに......副支配人はゲームセンターを二階に移して一階をレストランにしようとしやがった!それじゃ駄目なんだ!小さい子供も年老いた老人も来るなか......やつは二階にいく方法を階段しか設けないつもりだった!エレベーターもエスカレーターもスロープも提案したが......全て却下された!そんなことしたら家族連れの家庭なんて来てもらえやしない!ゲームセンターはそういう客層で成り立ってる......しかも遊園地のゲームセンターという特殊な条件だ......!家族連れの家庭に限定されるんだ、そもそも遊園地には入園料が掛かって、人を選ぶにも関わらずにもだ!」

犬山「だから殺したのか?」

店長「そうだ!」

支配人「ふざけるな!お前は!副支配人が仕事をしていたことにも驚きだが、その計画書は俺も知ってた!よく見てみろ!」

店長「計画書......?いや俺は副支配人に口頭で聞いただけでそれを知らない」

支配人「あっ......すまん」

犬山「その計画書にはなんと?」

支配人「その計画書には、レストラン付きゲームセンター、つまり昔の喫茶店にあったように筐体ゲームが付いてるんだ、つまりレストランの中のゲームセンター......つまりゲームセンターの実質的な改装......更にゲームセンターに拡大にもなるんだ......正直二階に関してはデメリットだが、この話を知ってれば賛成していたのかもな......それを副支配人は伝え忘れたのか......」

店長「なんだと......そんな......なら俺は何故やつを......」

犬山「後悔してももう遅いですよ、もう副支配人は死んでしまったのですから」

店長「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
















かつて店長だった人「んー?あなたもしかしておねえちゃん?」

犬山「いいや、確かに年齢的にはおねえちゃんだけど、血のつながりはないから厳密にはおねえちゃんじゃないね」

犬山はこの事件を忘れてもらいたい......普通の事件なら風化させないとするが......世の中には知らない方がいいこともある......なので事件の記憶を無くした上で、幼い小学生の女の子に店長の姿や形や性格を変えた、犬山は適当な事を言ってるが今までここまで悲しい事件を知らなかった、勘違いとはとても恐ろしいと教訓になった事件でもあった。

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