絵師トレス殺人事件
犬山こと性転換探偵は性転換手術の他にも犯罪者の性別や特徴やら性格やらを変える事が出来るぞ!
犬山「あーこのイラストめっちゃそそるわー、尊いわー」
今日の犬山は暇なのか朝からSNSで遊んでいた。
犬山「何だこれ......炎上してるぞ......」
犬山が見たのはとある絵師のイラストだがそのイラストにトレス疑惑が掛けられ、大炎上していた
犬山はSNSアカウントを個人用と探偵用で分けており、アカウントを探偵用のアカウントに切り替えてからその絵師に話を聞いてみることにした。
犬山「こんにちは!とても炎上してますね、トレスだと言われていますが心当たりはありますか?」
犬山は当たり障りの無いコメントだと思って、投稿したら、個人返信用のトークに案内された。
絵師「心当たりは正直あります、最近私のイラストの色を変えただけのイラストが沢山投下されて元々のイラストが探しにくくなり、私のイラストをよく使っている方も探しにくさのあまりに色変えのイラストを使う始末で......」
犬山「それ以外には?」
絵師「他は、私はSNSで10万人いますが、動画サイトで30万人いる人が私の絵をトレスしたんですよ、しかも何故かそっちの方が本家になっていて...... 」
犬山「私もたすけたいんですけど、ネットだと少し広大すぎて特定に至るのか分かりませんね。」
絵師「そこまでしろとは言ってませんよ、でも協力してくれてありがとうございます!」
しかしその数日後その絵師は死体となって発見された、その中で絵師が挙げた中で二人の容疑者が浮上した、色を変えたというやつと、トレスしたというやつだ。
織奇等助というものと、波無霊四郎という二人だ。
織「だから俺は関係ない!トレスしたってやつが犯人だろ!」
波無「知りませんよ!」
犬山「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ」
波無「落ち着けるわけないだろ!」
織「そうだそうだ!」
犬山「それで今回の話について聞きたいだけですよ」
波無「それで、何だよ」
犬山「彼女ダイイングメッセージを、残してるんですよ、そこには、雨の天気予報がされたプリントされた紙でした。」
織「それはダイイングメッセージじゃなくて、天気予報を、プリントしたら襲われただけだろ」
波無「そうだろー」
犬山「これは犯人を表しているのですが、ここから消去法で犯人は織さんだ!」
織「まて!前回のクソ長に対して雑すぎるだろ!俺は犯人じゃないし!」
犬山「これで犯人は油断した!実はこの紙はただのコピーではなく両面コピーされてたのです!裏には無風という文字が書いてある!これは風がない無風状態だと波は無くなり、海面は静かになる風が吹けば桶屋が儲かるの逆バージョンであり、波無さん!あなたが犯人だというメッセージなんです!」
波無「ふふ、バレちゃ仕方ないな、俺はやつの事が昔から嫌いで嫌がらせでトレスしたらやつの信者が俺が消したはずの昔の黒歴史動画をどこからか見つけやがって転載しやがったんだ......!これはやつが受けるべき天罰何だ......!」
犬山「あんたは間違ってる!なにが天罰だ!なら私があんたに天罰を喰らわせてやる!」
数日後
波無「はい......そうですか......」
そこにはかつて黒歴史を公開されて殺人に走った屑の姿はどこにもなく、小柄で紫ヘアーの女性が電話をしていた。
波無「はぁ......にしても、絵って書くの大変なんだなぁ......」
波無は犬山がただ性転換させるだけじゃ物足りずに、将来の夢のプロのイラストレーターにし、更に今回の被害者のようにトレスやらのイラスト関係の騒動に巻き込まれやすい体質にして、絵師の気持ちを理解させるという考えもあった。