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1 days  作者: 天下す
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2. 28年6月 その②

この前より、少し早く起きた。9時半に目を覚ますが、携帯端末内のアプリゲームのアイドルステーション、通称「ドルステ」のイベント期間だったため、起床後すぐに満タンのスタミナポイント(SP)を消費する為に、ゲームをプレイする。SPが無くなり、活動開始し始めるときには10時過ぎであり、そこから1時間半を費やして、今度は大学へ向けて出発である。

今日は録画されていたアニメが1本のみだったので、30分早く家を出る事ができた。


大学への道のりは約1時間半で、家を出たのは11時半。その途中にある下北沢でブランチと洒落こむのが私の日常である。しかし、下北沢は恐ろしい場所なのだ。一度降りてしまうと、必ず2時間は遊んでしまう。それをどうにか回避する為に、日々下車しないで済むようにお昼よりも随分早い時間、または遅い時間に通過している。だが、今日は割と近い時間に通る。つまり、遊ぶのだ。


私は躊躇なくゲームセンターに吸い込まれ、この前散財したチョーリズムを早速プレイする。何度も何度もプレイする。そんなとき、後ろからの視線に気づき振り向くと、そこには私の昔からの友達の芦田君がいた。彼は今日非番らしく、開店時からゲームセンターに来ていたそうだ。芦田君もチョーリズムのプレイヤーであり、彼は私より少し上手い。私は密かに彼に勝てるように、日々練習していたのが見られてしまった。芦田君と折角会ったのだから、これはもう一緒にゲームをするしかない、他の選択肢など無いのだ。


全部で12回程戦ったが、1回しか勝つことができなかった。悔しいが仕方ない。私はまだ2週間程しかやっていないのに対し、芦田君はもう半年程やっているのだ。次会うときには、絶対ボコボコにしてやるよと捨て台詞を吐いた後、芦田君とは別れ、私はこの前購入したぐらぶるカードのカードケース等を買いにいった。


カードスリーブ3種類、カードケースでまたお財布が寂しくなる。お昼を食べる為に下北沢に下車したのに、結局大学で食事をとることに決め、今日は下北沢を発つ。


おしまい

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