レイア=ナルディア論(?)(仮)
「シャル、お前なんて小説書いてんだ、くたばれクソが」
俺はコーラ噴きながらディスプレイパンチしようとした、がやめておいた。
「タクミ、どうしたの?」
「だまれレイア、今の俺に話しかけんな、くたばれあ」
「はぁ?」
シャルって、ネット小説書いてる奴いる。
そいつ、小説、超絶面白すぎる。
ジャンルは遠い未来の本格リアルSF。
全編七部(途中だ)全部読了するのに300時間くらい掛かる分量。
だが、コアで内容が深く広すぎるので、知名度や人気は低い少ない。
「てか、こんなに面白いのに評価されないとか、どういうことだ?」
「はあ? タクミ、それのこと?」
レイアがひょこと覗き込んできた、変なにおいがする。
「ああ、そうだ、おまえ知ってるのか?」
「当然よ、これ情報規制対象よ」
「はあ?」
「この物語が広がると、面倒なのよね。
世界は八対二の法則で、ギリギリ成り立つ、均衡均一を保てるラインがそこ。
だから、あまりに時代を先取りっていうか、なんていうかな?
とにかく、こういう情報は観測者特権や権限で、普通は封殺される、はずなのよ。
なのに、タクミは見つけた。
貴方の世界に対する存在比率が高いから、プロテクトが無意味になったのかしら?
それとも、ただの運? 規制される初期に見つけた?」
「知らんがな、電波飛ばすなよ」
「つかえない屑が! 死になさい! 世が世なら処刑や餓死してる劣等劣悪者の癖にぃ!!!」
「うるせえんだよぉボケがぁ!!!」
あたまポカポカ殴ってくる、ちょい痛い、だからコイツからフェロモン系の変な匂い振りまかれている常時。
「寄るな近寄るな、あっちいけ!」
「いや! 傍に居る!ずっと!」
勘弁しろ、とかく勘弁しろって言いたい。
「あら、どっか行くの?」
「ちょっとな、野暮用だ」
「他の女の家? ナイフで刺す?」
「くたばれ、そういう女のゴミカス駆け引きは反吐が出るね」
「う・そ!♪ いっしょに行く!」
「できそこないの腐れメンヘラ萌えキャラ演じるな、臭いからな」
至近までぴょんと寄ってきて、腕に擦り寄る、あああ胸が当たってるよなぁ!!
「えへへぇ、どこ行くの?」
「あそこだ、ああ、ディスカウントショップ」
「ああ、あの貧乏人のたまり場」
「くたばれ、真底くたばれ」
店に着いた。
「それで、どんなゴミ買うの?」
「雑談用脳内人工知能メス豚機械が、へんなこと言ってンな」
「へはえあ?」
なんかあへ顔さらしてる、可愛そうに、見てると不憫になってくるレベル。
「電波飛ばしてないで、常識的な発言を心がけなさい」
「誰が言ってんだ」
「私は貴方に合わせてあげてるの、それがお分かり? 分かってない? やっぱり」
「どういう意図だ?」
「馬鹿なんだから、そういう風じゃないと、面白くできないでしょ?」
どうよこれがツボに嵌っていいんでしょう? と俺のこと訳知り顔で手篭めにし尽くしたような女顔晒す腐れ。
「IQ160の俺にいい度胸じゃん」
「貴方のIQは精精いいとこ110よ」
「リアルな範囲でいいやがってくたばれ、お前幾つだよ」
「私? まあだいたい53万くらい?」
「適当言うな、IQだってのによぉ、はぁ」
話しながらも、買い物を平行に行っている。
コイツとのこんな平常運転な雑談なんて片手まで出来る証拠だな。
「はぁ退屈だわ、なにかあっと驚くような事して?」
「お前がしろ」
「うん、大声出して、貴方を社会的に抹殺する」
「前しただろ、却下」
「確かに同じネタを十数回ループするのは流石にねぇ」
「もっと前に気づけ!」
「もう一回くらいしとく?」
「変なジェスチャーうぜえ、もう一杯みたいに言うな」
「ああたいくつぅたいくつぅ死ぬぅうぅ死ねぇえええ」
真底からうぜえくたばれな女だ、尻蹴っ飛ばせばさぞかしスッキリするだろうね。
または派手にスパンキングでもしてさしあげたいところだ。
「エッチなこと考えてる、貴方目が性犯罪者のソレだわ、予備軍ってレベルじゃねーわよぉ?」
「勝手に言ってろ、ヤるまでは犯罪じゃねー」
「私の事、全力で視姦してた癖に」
「馬鹿じゃねーの」
「うそ、わたしのプリ尻ドラムのように叩いて、このエッチぃ!」
「どうでもいいけど、声抑えろよ」
「っつ! ここでするの! 最低の屑!」
「姫騎士連想するから、その台詞やめろ」
「はぁ、貴方との会話は真底からくだらない、ステレオタイプなゴミ屑トークしか出来ないダメンズ」
「そうですか、俺はダメダメですよ、悪かったですね、お前に迷惑かけてないだろ」
「レイア」
「その台詞少な目の無口キャラみたいなの演じる前振りみたいなの、うざいから」
「レイアって呼びなさいよ、お前とか、ルール違反でしょうがぁ!」
「あーうざいなぁー」
「なによなによ、わたしのこと大好きで魅了されてるくせに、ゴミツンデレ属性で気持ちわるい!」
「ラノベの読みすぎだな」
「何でもかんでも、そういう理論で枠に収めないで」
「あるいはエロゲ脳だな」
「そんなの一つもしたことないわ」
「うそつけ、この淫乱メス豚」
「あんたはもう無限のレベルでしてるでしょう、エロゲ主人公っぽいし」
「はぁ? 二次元と三次元混合すんなカス」
「やだやだ、爛れてるだけの薄汚れた男」
「はぁ、謝るから、手打ちにするか?」
「今更弱気? いやよ、土下座して泣いて謝って」
「無茶言うな女王様かよ」
「好きでしょ? ガチで足舐めさせるから」
「そこから発展して、エロ漫画みたいにぐちゃぐちゃにすんぞ」
「うっふっふ、むしろ望むところよ」
「くそが、墓穴掘った」
んな、ことあってから、買うもの買って家に戻った。
「疲れた、レイア、メシ」
「作れるわけ無いでしょ」
「真性のゴミ、おまえもう何百回料理振舞ってるよ」
「記憶喪失だわ」
「そうか」
「お腹減った」
「ああ、お腹減った」
「作りなさい」
「作れよ」
「一緒に作る?」
「独りでに作れ」
「いや、偶には一緒」
「カワイ子ぶるなうぜえ」
「そう、もういいわ、一人でに作る」
「おう任せたぞ」
寝っコロガってる内に出来た。
「ちぃ、手抜きチャーハンかよ」
「毒舌ね、別に興奮しないわよ」
「ああ? 面倒くせえな、もっとして欲しいのか? くたばれ」
「胸が苦しくなってきたわ」
「どうして?」
「貴方が好きだから」
「そうかい、じゃあいただきます」
「いただきます」
食べた、上手いそれだけ。
「レイア、風呂」
「一緒に入るの?」
「お決まりだな、もっと変化球で来い」
「めんどうくさい奴ね」
「俺が入ってる時に入ってきたら、ころすから」
「殺すって、流石に言いすぎだと想わない?」
「いやだね、お前とは一線越え続けるって決めてんだ」
「どういう思想哲学よ、意味不明だわ」
「けっこう、俺は賢いからな、お前程度じゃ理解不能だ」
「この不能が、カッコつけてるつもり? 臭いのよ」
「ああお前の方が臭いから安心しろ」
「もういや、貴方とこんな話ばっかり、したくないのよ」
「俺はこういうのがいいの、お前が嫌がってるのが最高なの、Sなの」
「マジでどうしようもない屑」
「そうだよな、お褒めに預かり光栄」
「なんか泣きそう」
「泣けよ、泣き顔鑑賞してやる」
「もう行けば?」
「ああ、行くよ」
すんすん言ってるので、戻ってみる。
「泣いてんの?」
「そうよ、振りだけどね」
「知ってたくたばれ」
「くたばらないわ、わたしは生きるもの」
「ネタ分からないから詰まんないなぁ~~」
「ネタ? どういう意味?」
「知るかよ、お前はゴミだ!」
「泣き真似してたけど、心配した?」
「別に、お前がそんな玉かよ」
「興奮した?」
「意味が分からない、俺はリョナかよ」
「貴方をリョナしたい」
「そお、もう行くな」
「いってらっしゃい」
なんか声が誰かのモノマネっぽかった。




