表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/38

第二章IF‐秩序の守護者たち

 

 

「世界のゆがみが、笑い転げている」


 双眼鏡で奴を観察しながら、一人ごちる。

 

「世界は、無限に破綻し破滅し崩壊している、し続けている」


 前提、この世界は混沌としている。

 誰も救われない、そのような領域が、確かに存在している。

 僕は、世界は秩序的であるべきだと、思う。

 誰もが利己的でなく、滅私奉公し、神代の世界。

 だけど、別に自我を否定するわけじゃない。

 ただ、誰もが神の如き、そうあるべきだと思うのだ。

 しかし、その困難さが、人間が神に至れない、ほぼ100%の事由なのかも、、、。

 退屈は、人を混沌とさせる。

 幸福や悦楽、欲望も、似たようなモノで。

 神に近づけば近づくほど、人間は大きな退屈を感じるように、そう出来ている。

 ならば、100%の神は、果たしてどれほどの退屈を抱えているのだろうか?

 答えは、まさに真の無限大、だろうか?

 そもそも、神は人間で無いから、退屈など感じないのだろうか? 分からない、分からない事しか、ない。


「はぁ、、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、、、」


 無限大の無の時空間において、神は無限大の退屈に耐えられなくなって、宇宙を想像した、とする。

 そして無限大の退屈を満たすために、無限大の宇宙のスペースが、あるとする。

 だったら、神なんて何でもして、混沌だろうと秩序だろうと、退屈を満たす為に利用するだけ。

 神を超越しなければ、いけない、なにが何でも。

 秩序の盟主リリー・マリアだって、こんな事を考えているだろうか?

 それに、どうやって神を超越するのか?

 僕は、その為になにができるか? したいのか?

 他の盟主級を滅ぼす手段は、果たしてあるのか?

 

「とにかく、秩序の領域を拡大させることは、できる。

 僕に命じられたのは、およそ、それだけ、それだけしか、今のところはできない」


 そう思いを一新改め、双眼鏡で踊り狂う、奴を見つめている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ