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混沌の盟主の最新近況

 

 

「へえ、ここが新しいホームグランドか、やあやあ、ナルディアだよ」


「お前誰に話しかけてんだ、寒いからやめろ」


 やめた。

 世界は今日も事は無し。

 果てないほど素晴らしい、高次元な事象現象存在、それに数多の娯楽に溢れている。


「最近、アルド将軍、潤ってるね」


「お前もな、何か楽しいことあったか?」


「礎が一線越えてね、世界はより、一段階は素晴らしく尊くなった」


「意味分からない電波飛ばしてんな」


「とにかくさぁー、世界が素晴らしいだってぇ!!」


「うるさい」


「ああぁああああああああああああああああああ!!!!!!」


「うるさい!!!」

 

「アルド将軍うるさい!」


「黙れぇ!」


 今日も毎日と同じだ。

 わたしの世界は事もなしだ。

 これから先の未来、幸福は確約されている、これは規定でありのまま事実だ。

 幸福とは、現在の延長線上に存在している、存在し続けるモノだ。

 わたしは今、幸福である、なにもなくても、幸福だけはあり続けるだろうと、確信できる。

 なぜなら、わたしには無上に溢れ続ける井戸があり泉水があり、常に欲求不満には成りえないからだ。

 世界とはそれだけ、素晴らしさに満ち溢れて、一線という一線を越えて、存在しているものなのだ。

 

「だけど、より幸福になろうと思うんだ、わたしはね」


「ちょ、なんだ、いきなり」


「いきなりじゃないよ、昔から、前からずっと言ってたんだ」


「ちょ、来るなクソ電波、なんか怖いぞぉ」


「うにゃぁぁ」


「キモ」


「ひどい! アルド将軍のエッチ!」


「意味が分からない!」


 そうだ、わたしは幸福の無限大化を望む。

 そもそも、この宇宙を始めたきっかけも、そのような事だった、気がするでなく、そうだった。

 絶対的不可能を可能にする、壮大な試み。

 無限大を無限大にするという、ロジックでは成り立たない、そんな何か、不可能な不可能を求めて。

 そういうモノを、わたしは求め続けたい。

 わたしに在る有る或る、という選択肢を永遠に取らせるのに、それは永遠に不足しないであろう。


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