第十章‐以外の人再び
俺こと、菅野拓実は久々に学校に来た、今まで自己のチューニングでまともに学校に行けてなかったからだ、俺が学校で唯一会うと言えば君子ぐらいだが、、
案の定、今日、食堂で待ち合わせのメールを受けて合うことになった
俺と君子との出会いはなかなかにドラマチックだ、俺がたちの悪い不良に絡まれているところを、君子に助けられてから始まった、その頃俺は右も左もわからない一年生だった
今から一年以上前の話だ、それが切欠で、君子とは話すようになり、かなり仲の良い友達のような関係になっている、
君子はその見た目からもわかるように、とても社交的なお嬢様然とした人で、誰からも好かれるような明るい性格に加え、礼儀作法もできている、交友関係も広いようだ、
君子とは大学で暇なときに会って話をしたり、休日にたまに行きたいところがあるとかで誘いを受けることがある、ほとんど映画かショッピングなのだが、
そんな関係の俺が一カ月近く大学を休んだもんだから、結構心配している旨のメールや電話をよこしていたのだ、俺としても大変情けないことなのだが、休んだ理由は
精神的に不安定だったのをどうにかするための試行錯誤の期間とでも言うしかない、実際かなりその面のメンタルを強固にできた自覚はあるので、後悔はあまりないが
「おーい」
そのとき、菅野に話しかける人影が現れた、振り向くとそこには、一か月前よりすこし髪が伸びた君子がいた、
「こんにちは」 「こんにちはじゃないでしょ!この一カ月とすこしどうしていたの?」 「いや、それは、、」
青年が話し終わるまで、すこしの間黙って話を聞く女性、所々で相槌を打ちながら感想を言う、
「と、まあこんなわけで、今まで休んでたんだ」 「うん、まあ、そういう事情があったんなら、仕方ないか、私はあんまあんたがそういうことで悩んでるというか、困ってるなんて知らなかったわ、でもとりあえず、大体の心の病は克服できたと思っていいのかな?」
「心の病って、まあ、隙をなくしてすこしは大人になれたかな、、、」 「どっちよ、あんたがそんなふらふらじゃ、私がつまんないじゃない!」
「つまんないってどういうことだよ?」 「あんたはね、私の突っ込み役のようなポジにいるの、あんたがいないせいでこの一カ月すこしつまらなかったわ!」
「そんな文句俺に言われても、、、」 「とにかくもっとしっかりしなさい!おとこでしょ?」 「そうだけどさ、」 「とにかく私はあんたのこと応援してるから、私にできることなら多少なら手を貸してあげないこともないわよ」 「うん、ありがと、手を貸してもらうようなことにならないように頑張るよ」 「うん、頑張りなさい」
「じゃー、たまにはあれする?」 「あれといえば、あれだよな?」 「そうよ、あれ、あんたがいないせいでこの私の趣味も面白みに欠けていたのよ」
この青年少女の話しているあれとは、物語リアクターと呼ばれる、想像上の遊びだ、ただ想像を駆使して遊ぶ、それだけだ、しかしそこに、ある機械を繋げることで、
リアルな感覚としてその物語を感じることができる、未来の機器である、しかし、その機械には想像力が必須で、ある程度適性がないとうまく使えない、リアルの経験に匹敵するので
この世界ではかなりのヴームになっている、しかもその想像の中で現実の記憶を持たないこともできる、現実を忘れて想像の世界に浸ることもできるのだ。(あまり設定は気にしないでください、面白い物語を作るための設定です、ドラえもんのようなものと考えてください、
「あんたがいない間に、BIO始めちゃったわよ、しかも一人で、あんた途中から入ってきなさいよ」「えっ!!?」 「あれ、もしかして怖かったりする? 大丈夫よ、BADENDには絶対にならないから」 「でも、、、」 「あんた、こういうものも平気でやれるような胆力のある奴だと思ってたのになー」 「いや、まあ、できるけどいくらなんでもどぎつすぎないか?」
「それがいいんじゃないの!現実における良い経験にもなるのよ、あの恐怖を知った日には不良に囲まれても屁でもなくなるわ!」 「確かにそうかもしれないけど、というより、今でもそのくらいなら別にって感じだし」 「やるのやらないのどっち!」 「やるよ、面白そうだし、君子の言ったように良い経験にもなるだろうしね」 「それじゃ決まりにね、さっそく私の家でやりましょ」
そう、俺が真の意味で学校を休む羽目になった理由はこれだ、最近発売された、人間の脳をうまく使ってオーバーテクノロジーを可能にした機械、寝ている間の夢をリアルにすることを
可能にしたような機械と言えば、わかりやすいだろうが実際の構造については全く分からない、
君子の家は広い一軒家だ、民家沿いの道を曲がってまっすぐ行くと行き止まりになった道の、奥にある
「いやーあんたとこれやるのも久しぶりって感じがするわね」 「なんかうきうきしてるね」 「そりゃね、今の私の生きがいの一つだもの」
「うん、一か月前と変わらないね」 「女の子の部屋観察してんじゃないわよ、趣味悪いわ」 「ごめん」 「それじゃさっそく始めましょ」
GAME START
少年は走っていた、そう、それはゾンビに追われているからだ、その時、頭上から拳銃が降ってきた、それを少年は軽々ととり、バク宙を決めながらゾンビ三体の眉間に一発づつ
鉛玉を決め込んだ、そして階段を上り、銃が降ってきた窓の部屋に駆け込んだ
「だいじょうぶ?」 「ああ、ここもそう長くない、次のスポットに移ろう」 「そうね」 彼彼女は強化人間、ここゾンビの駆逐を目的として派遣されてきた仕事人だ、
「それよりも武器はどうしたの?」 「前の場所をタイラントに奇襲された、あまりに数が多くて、弾切れになった装備は置いてきた」 「はあ、敵の仕業ね」 「まあ、そうだろうな」
「これからどうする」 「もちろん、敵を全殺しさ、ライフルあるだろ?すこし時間がかかるがこれでチクチク殺していくしかなさい」 「はあ、めんどくさいわね」 「しょうがないさ」
そして、彼女の方は赤いジェラミンケースからライフルを二丁と弾を取り出した、
「弾の補給地点を決める、そして、ほげきポイントは二人ひと組で行動、バラバラに行動するのもいいが、確固撃破されるとまずい、何より、休息を取るのが面倒にもなるし」
「そうね、私もあんたといた方が、心強いし、正直、こんな任務うんぬんより、拓実、あんたといられることが楽しいって気持ちの方が大きいわ」
「ははは、俺も君子、お前といられることが楽しくてこの提案をしてる、はっきり言って、任務効率は別行動の方がいいかもな」
「それじゃ、そろそろ行きましょうか」 「そうだな」
それより、二日、外に出る影はなくなったという、、、、、、、、、、
GAME RESET
「どうだった?」 「そうだな、余りぐろくなかったね、もっと凄いもの想像してた」 「うん、そう、それより前から気になってたことあるんだけど、あんた私のこと好きなの?」
「質問を質問で返して悪いけど、君子も俺のこと好きなの?」 「まあ、嫌いじゃないわ」 「そう、俺も君子のこと嫌いじゃない」 「はあ、、、ハッキリいえばいいんでしょう、拓実愛しているわ」
「え、まじで?」 「なんでそこで驚いた顔するの!むかつくわ!そもそもあれだけゲームでいちゃつけば誰でもわかるわよ!」 「ゲームだとリアルの記憶なくなるしな」
「そうね、ってそういう問題じゃなくてー、こっちは告白したんだから、あんたも何か言いなさいよ」 「君子のことは好きだよ」 「そうじゃないでしょ、?愛しているは?」
「ああ、そうか、愛しているよ君子」 「それで、これって両思いだから、恋人ってことでいいの」 「俺の方は問題ないけど」 「じゃそうしよ」 「うん」 END




