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雨のち晴れ
『雨のち晴れ』
夜明けの光に照らされて君の瞳に浮かぶ涙…
僕はただただ君を抱き寄せていた…
街の中、二人で歩いて行った場所
僕らが初めて出会った思いでの場所…
何時から君との距離が近くなったのか?
何時から君に恋をしたのか?
胸の鼓動は日毎速くなり
君への想いは夜毎募るばかり…
この想いを吐き出したらどうなるの?
この心が壊れたらどうなるの?
わからない…
心が恐怖に縛られる…
失うぐらいなら…
離れていくぐらいなら…
このままで良い…
そう思っていたのに…
それなのに、
気付いた時には君を抱き寄せていた…
もう後には戻れない…
だけど何故だろう…?
そこには恐怖は無かった…
そして、その代わりにそこに在ったのは太陽にも負けないぐらいの…
君の笑顔…