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詩集  作者: XYZ
2/6

願いと代償

『願いと代償』



願いを叶えて欲しい…


君の側にずっと居たいんだ…

僕の願いの代償は…



君はいったいどれ程の罵声をその耳に刻みつけてきたのだろう…


もう大丈夫だよ…

その雑音は僕が全て遮ってあげるから…


そして僕は「音」を失った…



君はいったいどれ程の絶望をその瞳に映してきたのだろう…


もう大丈夫だよ…

その暗闇は僕が全て照してあげるから…


そして僕は「光」を失った…



君はいったいどれ程の殺意をその心に留めてきたのだろう…


もう大丈夫だよ…

君の憎しみは僕が全て受け止めてあげるから…


そして僕は「感覚」を失った…



愛に呑まれ善も悪もなく、ただひたすらに狂気が走り、希望も絶望も遥か先に…



いったいどれ程の時間を君と一緒に過ごしたのだろう…

もう大丈夫だよ…

コレからもずっとイッショニ居らレるカラ…


全てが壊れてると悟った時…


そして僕は「歪んだ愛」を手にいれた…

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