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ダンボールに

作者: あおい

ダンボールが、棺桶代わりだろうか。



空っぽのダンボールに

必要なものを入れていき




今日からまた数日

自分はこの場所から

いなくなる。







やはり、家はよく眠れる。





それはそうだ、それなりいいベッドを

つかっているのだから






と、書きたいところだが





ストレス性の仮眠や不眠を繰り返し

寝た気がしないのである。





今日も起きてたら

ただ、憂鬱だ。






お腹も空かない。







家の事だけ

何とかしないといけない。






重たい体を動かし




溜め込まれている洗濯を入れ




飲みかけのペットボトルや

紙パックのジュース。





カーペットに散乱されてある

コンビニ袋。





1度、言われたことある。






「私、目がいいから髪の毛の1本でもみえるんだよね」








よく言えたものだ。








髪の毛1本が見えるのに






コンビニの袋は見えないのか。






人間の体は不思議なものだ。







と、感心する反面

何言っているんだこの人は。という気持ちがあった。










カラだったダンボールはいっぱいになった。

自分の中ダンボール中身は

いまだ空っぽのままだ。




いつ、いっぱいになるのだろうか。





しきつまってるのは、ただ、悲しさだけだ。








読んでくれてありがとう。

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