第11話-3 悪の爪③
前話に追加部分があるので読んでない方は先にそちらを読むことを推奨致します。
後書きでマレブランケの紹介がありますが読まなくても構いません。
「痛ててて……やってくれたな……」
ゆっくりと上半身を起こしたグラッフィアカーネはシルヴァーナを睨む。
対するシルヴァーナは何かぶつぶつと呟いている。
「……自信はないけど……やってみるしかないか!」
まるで自分に言い聞かせるように言うと前へ向き直る。
「フェンリル、お願い!」
シルヴァーナはフェンリルの野性的直感を失わせない程度の使役術で操りながらチリアットに向かわせる。
「何をやっても無駄だ!行け、チリアット!」
グラッフィアカーネの命令でチリアットが立ち向かう。
そして、双方の熾烈な戦闘が始まった。
グラッフィアカーネの参戦については考える必要はないなかった。先程から命令ばかりで能力しか使ってないことを考えるに戦闘があまり得意でないと考えたからだ。
2体が戦闘を繰り広げる中、シルヴァーナは空中にルーン文字を描き始め、ルーン魔術の発動を試みる。
ルーン魔術とは現在の詠唱系魔術以前に使われていたスカンディナビア神話の智神ウォーディンが作り出した魔術体系で魔素と霊素で構成されたルーン文字を空中で描くことで術式を構築し、魔術を発動するという仕組みである。
現在の詠唱系魔術はこのルーン文字を描くのではなく、詠唱として紡ぐことで魔術を発動している。
このルーン魔術は詠唱系魔術と違い書くという工程が必要な分詠唱より発動に時間がかかってしまうが詠唱系魔術より強力な魔術を出せるということで発祥であるスカンディナビア帝国をはじめとして少数ながらも未だ使用者がいる。
シルヴァーナはスカンディナビア神話のファンであるため、革命軍での使用者であるセタンタに頼み込み、ルーン魔術を習っていたのだ。
「おい、チリアット!女が何かしようとしている。気を付けろよ!」
シルヴァーナの行動に気が付いたグラッフィアカーネがチリアットに注意を呼びかけるが、自身は特に動くなどの行動を見せない。
恐らく非戦闘員に自分よりも未だ戦ってチリアットが狙われるのだと思ったのだろう。
しかし―――
「―浮遊!」
シルヴァーナは物体を反重力で第一階位魔法重力系魔術浮遊でフレースヴェルグの体を浮かし始めた。
ちなみに第一階位魔法は魔素と霊素を持つ者なら誰もが扱える魔法で生活面でよく扱われることから生活魔法とも呼ばれている。
「気を付けろ!あいつお前の上にあの鳥の魔獣に落とす気だ!」
グラッフィアカーネは再度、注意を呼びかけるも浮遊するフレースヴェルグはチリアットの頭上を通り過ぎると自身の真上で停止した。
「へっ?」
そして、次の瞬間、シルヴァーナが浮遊を解除し、フレースヴェルグが落下し始める。
自分が有利に戦うにはまず能力を消すしかないと考えたシルヴァーナは能力者であるチリアットを倒すことにした。
魔法においても結界術を除く効果が持続する術は使用者が死ねば強制解除されるとう特徴がある。
シルヴァーナはそれが悪魔の能力にも当てはまると考えたのだ。
「あっ……あっ……あっーーーー!」
グラッフィアカーネは狼狽るばかりでその場から動こうとしない。
ただでさえ重いフレーズスヴェルグの体重はグラッフィアカーネの能力により更に増大されている。
「うわーーーーーーっ!」
フレースヴェルグはグラッフィアカーネに落下し、砂埃とともに激しい地鳴りを響かせた。
「うわっ!」
その地鳴りにシルヴァーナはバランスを崩して倒れてしまい、チリアットとフェンリルも戦闘を中止する。
すると砂埃が突風で一気に晴れる。
思わず腕で目を隠すが、腕の隙間からフレースヴェルグが飛び立つのが見えた。
グラッフィアカーネの能力が消えたのだ。
一方、グラッフィアカーネがいた場所には黒い煙が立ち込めており、消失していった。
「よーし!フェンリルはもう休んでて」
体重が増えた影響で思うような戦闘が出来なかったフェンリルは既にボロボロだった。
シルヴァーナの言葉にフェンリルは頷くと光の粒子と化し、消えていった。
何も死んだわけではない。召喚で呼び出す前にいた場所へ戻っていったのだ。
「行くよ!反撃開始ー!」
するとフレースヴェルグは空高く舞い上がり、最高到達点へ達するとくちばしを下向きにしてかいめんあしながら急降下を始めた。
これはシルヴァーナがつい先日、編み出したフレースヴェルグの技"聯"。
まだ物に出来ていないが出し惜しみは出来ない。
対するチリアットも翼を羽ばたかせ飛び上がると大きな口を開け、それを受け止めようとする。
「いっけえええええ!」
フレースヴェルグの降下速度は時速200kmに達し、チリアットの牙と衝突する。
文字通り火花を散らしての両者の衝突は拮抗していたが、突如「ピキッ」という罅割れた音が聞こえた。
よく見るとチリアット自慢の2本の牙に亀裂のようなものが入っている。
そして、その亀裂は音と共に次第に広がってゆき遂に牙は打ち砕かれた。
フレースヴェルグは牙を粉砕した勢いのままチリアットの胴体を抉り、地面へ叩きつけた。
地が陥没するほどの威力にチリアットは意識を失うとグラッフィアカーネ同様黒い煙と化し、消えていった。
「やっ……たの?」
初めは呆然としていたシルヴァーナだったが次第に染み込むように勝利を実感すると目を回し、疲れ果てた様子のフレースヴェルグに抱きついた。
「やった!やったよ!」
ピョンピョン飛び跳ねて喜ぶシルヴァーナにフレースヴェルグも「そうだろ?」と言うように喉を鳴らした。
だが、そこでまだ他のメンバーが戦闘中であることを思い出す。
「そうだまだ皆が!フレースヴェルグが少し休んでいて。私行ってくるから」
疲れてはいるがまだ魔素は残っている。
まだ戦えると自分を叱咤するとシルヴァーナは駆け出した。
………………………………………
一方ジョナサンはバルバリッチャが操る蛇腹剣に苦戦していた。
蛇腹剣はその刃がくねくねとしなるため、どうしても異空間の展開で防ぎ切ることが出来ない。
そのため、ジョナサンは自力で攻撃を躱しているが、傷が目立ち始め、体力が尽き果てるのも時間の問題だ。
異空間を通しての打撃を与えようにもその隙すら与えてもらえない。
なら、こちらも遠距離攻撃で対抗するしかない。
―でも、どうやって?
異空間を生み出すことしか出来無い自分の能力で何が出来るのだろうか?
―やっぱりダメなのかな?
脳裏にそんな思考が過ぎる。
―お前なら出来る。
しかし、脳裏に自分とは違う声が響いた。
グレイシアの声だ。
―能力の扱いっていうのは結局の武器と一緒だ。使い手によって強くも弱くもなる。なら、頭を使え。頭を使って能力を昇華させろ。
頭を使う。
そうだ。向こうが頭を使ったようにこっちも頭を使うんだ。
「僕は出来る……僕は出来る……」
そして、攻撃を躱しながら考えるジョナサンに一つのアイデアが浮かんだ。
―出来るのか?いや、やってみるしかない。
「いつまで逃げている?そろそろ体力も尽きる頃だろう。突っ込んでもきたらどうだ?」
呆れるように言ったバルバリッチャをジョナサンは見返す。
「ああ、そうだな。なら、これならどうだ!」
そう言うとジョナサンは異空間の裂け目をを出来るだけ薄くした物をまるでサンサーラ帝国の飛び道具チャクラムのように投げつけた。
すると、裂け目に当たった蛇腹剣は真っ二つに裂かれるようにして折れた。
「なっ……」
「やっぱり……!」
確信を得たジョナサンは先程と同様の裂け目を更に2個作り出すとバルバリッチャへ1個投げつけた。
原理は分からないがあれに当たると真っ二つになることは分かっている。
バルバリッチャは左へ弧を描くようにして迫る裂け目を右に躱すがジョナサンはそれを読んだように残っていたもう一つを投げつける。
「しまっ……」
気づいた時にはもう遅い。回避も叶わずバルバリッチャは真っ二つに両断され、上半身はジョナサンの足元へ飛んできた。
「ぐっ……!」
「僕の勝ち……ですよね?」
「……何で疑問形なんだよ。どう見たってお前の勝ちだ」
自信なさげに尋ねてくるジョナサンにバルバリッチャは肩を竦めて返した。
「最後に教えてくれや。あれは何だ?」
バルバリッチャの尋ねにジョナサンは頷いた。
「あれは異空間の裂け目を出来るだけ薄くした物です。まだ、調べる余地はありますがあの裂け目を教えて付けられた物体は裂け目がその箇所に入り込もうとする反動で引き裂かれるのだと僕は思いました」
ジョナサンは考えた。異空間はそこにある空間を引き裂いて(という表現が適切かはわからないが)現れる物だと感じていた。
なら、その空間を物体に押し付ければものを切れるのではないかと。
ジョナサンはどうなるか分からないという理由で物体に直接、異空間の裂け目をを作ることはなかった。
でも裏を返せば裂け目を物体に作れば何かしらの危害を加えることが出来るのではないかと。
しかし、裂け目は自分の手書き届く範囲でしか出来無い。
なら、投げ飛ばせばいい。
だから、ジョナサンは裂け目ををわざわざ薄く伸ばしたのだ。
結果、裂け目は物体を切り裂くと同時に消えてしまったが、訓練をすればその維持も出来るようになるだろう。
亜空裂断。それがこの技の名前だ。
その説明を聞いたバルバリッチャ「なるほどな」呟いた。
「よく考えたな。じゃあ、これからも頑張れよ」
そう言うとバルバリッチャは黒い煙と化し、消えた。
「うん……」
バルバリッチャが消失したことを確認するとジョナサンは亜空裂断をシドと戦っている黒炎を出す悪魔に投げつける。
「ぎゃあああああああ!!」
ルビカンテは体を引き裂かれ絶叫するとバルバリッチャ同様消失した。
「何!?」
ルビカンテが倒されたことにより、ジョナサンがバルバリッチャを倒したことに気付いたマラコーダは驚きの声を上げる。
「……ジョナサン?」
シドもジョナサンの方を向き、呆気に取られた様子を見せる。
「シド、隙を作る!だから止めをお願い!」
そう叫ぶとジョナサンは亜空裂断を作り出すとマラコーダに投げつける。
「くっ!」
マラコーダはそれを当然躱す。
その瞬間、シドに技をだす余裕が生まれた。
「今だシド!」
ジョナサンの聞いたことのない大声にハッとしたシドは左手で剣を垂直に構え、柄に右の掌を添えた。
そして、突進する。
いきなり繰り出された剣の刺突にマラコーダは驚きながらも尾で防いだ。
しかし、技はそこで終わりではなかった。
ジョナサンは剣が尾で防がれる絶妙なタイミングで柄に右手で掌底を叩き込む。
「突貫波!」
突進の威力に掌底の威力を上乗せした突貫波はマラコーダの尾を貫き、胴体をも貫くとその体を勢いよく吹き飛ばした。
「うおおおおおおおおおおお!」
マラコーダは木をなぎ倒す勢いで飛ばされ、そのまま姿を消した。
「はぁ……はぁ……」
膝を着くシド。
何がともあれジョナサンのおかげで勝つことが出来た。
お礼を言わねばと思い、ジョナサンの方を向くがその顔は焦りに満ちていた。
「シド!アーロンが!」
その言葉にハッとし、首を捻るとそこにはアーロンが周りに短剣をばら撒かせて倒れていた。
そして、その背後からは2人の悪魔が操作する液体の金属が迫る。
「アーロン!」
これが模擬戦であることも忘れて叫ぶシド。
ジョナサンが亜空裂断を投げようとするも間に合わない。
もう駄目かと思ったその時――
アーロンがカッと目を開けると。うつ伏せの体勢からロケットスタートで走り出し、落ちていた短剣を2本拾い上げる。
それにアリキーノとカルカブリーナは液体でアーロンの脚を捕らえようとするもそれ寸前で両断された。
ジョナサンの亜空裂断が間に合ったのだ。
そして、アーロンが短剣を投擲すると2本の短剣はそれぞれの脳天に直撃し、倒れた。
アーロンは着地時、疲労のためにそのまま地面に魔を投げ出したが、ジョナサンとシドに向かって親指を立てた。
「お前……驚かすなよ……」
「まあ、いいじゃない。無事に勝てたんだし」
息も絶え絶えに呆れたように言うシドをジョナサンは宥めた。
………………………………………
転んだアリスは目を瞑った。しかし、いつまで経っても熱湯はかからない。
恐る恐る目を開けるとそこにはびしょ濡れのグレンがいた。
「熱い……」
「テメ、何してくれてんだあああああああ!」
何故が悲壮感溢れる声色で膝から崩れ落ちるスカルミリオーネ。
そんなスカルミリオーネをグレンは笑って見下ろした。
「ちと熱かったが、ありがとよ。風邪で冷えた身体にはよく効いたぜ」
「あれ、もしかしてファルファレルロ氏の風邪が熱湯で治ちゃった?」
オロオロするスカルミリオーネにグレンは笑顔で返すと槍で打ち飛ばした。
「俺は美女の透けた下着が見たかっただけなのにいいいいいいいいい!」
訳の分からない断末魔で消えゆくスカルミリオーネ。
グレンが一息付いて顔を上げるとちょうどライオネルがドラギニャッツオとリビコッコの最後の一撃喰らわせるところだった。
「これでトドメだ!衝拳!」
それは先日、ライオネルがグレイシアにお見舞いされた技だった。
拳がぶつかった瞬間、魔素を爆発させ、敵を吹き飛ばす。
以前と違い見事に魔素をコントロール出来ていた。
「うおおおおおっ!」
「ぐあああああっ!」
ライオネルが2人を吹き飛ばし、消滅を確認するとグレンとアリスに駆け寄る。
「お疲れさん」
「ああ、お疲れさん」
「お、お疲れ様ですっ!」
3人は各々の拳をぶつけ、健闘を称えあった。
「おーーーい!」
そこへシド、ジョナサン、アーロン、シルヴァーナが合流する。
どうやら4人も各々の敵を倒したらしい。
7人はそこから一休みもせず、各々肩を貸し合い、ゴールを目指した。
しかし、7人が倒した悪魔は11人。
残りの1人がスッと7人の背後から姿を現す。
「何か、皆僕のこと忘れてない?」
ファルファレルロは一瞬、戸惑うもこれはチャンスとボール取り出し、7人に近づこうとする。
だが、ファルファレルロの一歩踏み出した先にはグレンの地爆があった。
「忘れられてなかったあああああああ★」
爆発と共に消失するファルファレルロに7人は気付く様子もなく、一歩一歩を踏みしめてゴールへ向かっていった。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
どうも終夜翔也です。
今回は紹介しきれなかった12人の悪魔マレブランケの紹介をしていきます。
地獄の第八階層に存在する12人の悪魔でそれぞれが罪人に刑を科す役割を持つ。
マラコーダ・・・・・・マレブランケのリーダー。地獄では婦女の誘拐や売買をした者に己の尾で鞭打ちする刑を執行する。リーダーらしく癖の強いメンバーをまとめている真面目な性格ではあるが、悪魔らしく非情な一面を見せることもある。戦闘時も尾を使って戦うがその練度は相当なもの。
バルバリッチャ・・・・・・マレブランケの副リーダー。地獄では魔法による悪行を為した者の首を反対向きにねじ曲げる刑を執行する。メンバーを鉄拳制裁で従わせている。マラコーダ同様戦闘にも強く、武器の扱いにも長ける。本人は認めないが若干戦闘狂なところがある。
スカルミリオーネ・・・・・・地獄では過ぎた媚び売りをし続けた者に熱湯を浴びせ続ける刑を執行する。スケベな性格でよく人間を下品なネタでからかったり、地獄に来た女性に熱湯を浴びせ、下着を透かし見るなどして鼻の下を伸ばしている(その後、バルバリッチャの鉄拳制裁を受けている)。しかし、下衆な行動には手を染めず、女性を無下に扱う者には激しい怒りを見せる。熱湯は温度操作が出来るため、戦闘以外でも役に立つ。戦闘力はマレブランケの中で一番低い。
ドラギニャッツオ・・・・・・地獄では窃盗を働いた者に灰にし続ける刑を執行する。戦闘狂でバルバリッチャを同志だと思っている。鉤爪と口から吐く炎で戦い炎には触れたものを灰にする効果があるが1時間すれば復活する。マレブランケ一の戦闘力を誇る。
リビコッコ・・・・・・地獄では不和を招いた者を八つ裂きにする刑を執行する。衝動的な性格で急に怒ったり、発狂したりするため、マレブランケ内でも距離を取られている。グレイシアに対しても反抗することがある。巨大な鉤爪で戦うがその巨大さ故、動きは緩慢。
チリアット・・・・・・地獄では組織の分裂などを招いた者を噛み砕く刑を執行する。寡黙な性格だが、これは口の構造が発声に適していないだけで実際は感情豊か。グレイシアには一番忠実。巨大な牙は折れたり、抜けたりしても生え変わる。
ルビカンテ・・・・・・地獄では権謀術を以て他者を欺いた者を獄炎で焼き続ける刑を執行する。一番人間に近い容姿をしているが性格は破綻しており、仲間からは「阿呆」や「狂人」と呼ばれている。グレイシアと同じ消えない炎である獄炎を扱うことが出来るがグレイシアと違い10秒ほどしか保たない。
アリキーノ&カルカブリーナ・・・・・・地獄では職権を悪用した者を煮えたぎる瀝青に浸す刑を執行する。馬鹿で短気と似た性格をしているが、妙に素直な一面がある。瀝青を操る能力持ち、武器を作り出すことも出来、息の合ったコンビネーションを見せる。本人の戦闘力は弱い。
カニャッツオ・・・・・・地獄では宗教を悪用した者を炎の燃え盛る岩孔で炙る刑を執行する。非常に用心深い性格だが、それ故にドジを踏むことも多い。岩石爆弾を生み出す能力を持ち、爆弾は物体に接触すると爆発する。
グラッフィアカーネ・・・・・・地獄では偽善を成した者の体重だけを増加させ、延々と歩かせる刑を執行する。他人の衝突し易い性格でルビカンテの次にマレブランケで遠ざけられているが穏やかな性格のチリアットとは仲がいい。物体の重量を増加させる能力を持ち、最高で10倍の重さまで増やすことが出来るが本人の戦闘力は低い。
ファルファレルロ・・・・・地獄では偽造や虚偽を行った者を悪疫で苦しめる刑を執行する。悪戯好きで飄々とした性格。見た目通り大道芸が得意でバルバリッチャからは「悪い鳥」とあだ名される。いつも持っているボールの中にはウィルスが入っており、それを相手に投げ上げることで任意の病気にかかることが可能。戦闘力はマレブランケで二番目に低い。




