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雨女なの

私、雨女なのー>私、年女なのー>私、虎女なのー


「私、雨女なの」

「ワシは年男だな」


衝撃の告白をしたつもりが、父には冗談に聞こえたようだ。


「・・・・・・・・・・お父さん、私は真面目な話をしてるのですけど」

ちょっとこめかみにピクッときた。

「マジメな空気に耐えられるような人だと思ってるのか?」

「いや、ちょっとかなり、……無理ですね」

私は目をそらす。

父は普通の人より、かなり風変わり(変)な人でちょっと天然が入っている。

「じゃあ、話は終わりな、ワシ、ちょっと近所の奴らとの飲み会行ってくる」

軽く手を上げて父は軽いフットワークで去っていった。

「ちょっと、待って」と言ったときにはすでに門を開けてすたこらと出ていくところである。

父の背に向けて

「少しは人の話を真面目に聞けーっ!娘のピンチなのよ、ピンチ!」

私は心の叫びをあげた。


しばらくそうしていると、言い方がまずかったのかもしれないと思い至った。

(唐突すぎたか。雨女といっても困るよねー)

はっきり言うと痛いやつである。

とても痛い。すごく痛い。

(はっ!思考のループがいけない方向に向かってる)

ブンブンと頭を横に降ると、己の両手を見る。

心の変わりに手が泣いていた。


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