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my Family。

作者: 七瀬

 人には、自分の中に無数の 『自分の分身を飼っているらしい』だから、

人は? いろんな感情を持ち合わせているんだろう。

 横並びになっていて、一斉にグラフのようにいろんな感情が。1秒単位

で波のように感じる仕組みとなっている。


 だからなのか? 僕の感情の波が激しい時は、途轍もなくうるさい!

物凄く、賑やかで、時には騒がしく現れる。


 いつもいつも? 何故こんなに、乱れるんだ! 僕は物凄く高い所が

苦手でバンジージャンプをしようものなら? ガクガク膝小僧も笑う。


 そんな時は恐怖心や拒絶反応など? いろんな感情が、ガヤガヤうる

さく鳴り響く。

 「やめろ!」

 「しなくていいんじゃないのか?」

 「ビビりだと、バレるぞ!」

 「それは、仕方がないだろう!」

 「ビビりなんだし。」

 「今更? カッコつけてどうする!?」

 「でも? ここまで来て、やめれないだろう?」

 「じゃ、やれば~!」

 「見捨てないでよ~」

 「もう、覚悟を決めろ!」

 「気絶しないでね!」


 よし! ここまで来たらやるしかない。逃げれないし! 目を瞑って!

いくぞー! おう!

 「だから? 言ったのに......。」

 「カッコ悪るっ!」

 「途中で、いい歳の大人が、気絶とかするのか?」

 「なんて! みっともない!」

 「でも、頑張ったじゃないか!」

 「やれば、出来るんだよ。」

 「そうだな!」

......そんな事を、僕の中で話してるのが聞こえる。しかしこれって?

他の人は、聞こえないモノなのかな? 僕だけが聞こえる!?


 ~~~



 それから僕にも、好きな人が出来た。僕の心臓はその子の前だと 

『バクバク』鼓動を打つ。心臓の音が聞こえるんじゃないかって思う

ぐらい。高鳴っている。でも、僕の中では......。

 「あんまり、血圧上げんなよ~」

 「部屋が、暑すぎるよ!」

 「心拍数が、上昇中!」

 「おいおい?」

 「どうなってんだよ~」

 「このままだと? 心臓止まっちゃうよ~」

 「誰か、助けて~」

 「気合いだ! 気持ちで乗り切れ!」

 「みんなも、協力しろ!」

 「おう!」 一致団結!


......でも? その子に、思い切って 『告白』したものの、撃沈。

その子に、フラれた。 他に好きな人がいるんだって!

 「もう、諦めろ!」

 「男は、潔くだ!」

 「きっぱりと!」 

 「無理言うな! あんなに好きだったんだぞ~」

 「そうだよな?」

 「また、好きな子が出来るよ」

 「慰めになってない!」

 「取り敢えず、泣くだけ泣け!」


 僕はその日、1日泣いた。体中の水分が全部出たんじゃないかってぐらいに。

泣いたら、少しスッキリした。

 「今日から、また新しい1日が始まるぞ~」

 「そうだ! そうだ!」

 「また、どんな出逢いがあるか、わからないよ」

 「うんうん。」

 「今日も、元気に笑顔でいきますか?」

 「そうだねぇ~」

 「今日も、いい日だな~」


 僕は、彼らと共に、毎日を一生懸命に生きている。


















 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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