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76決着! 新技炸裂!

新しいブックマークありがとうございます。

毎週日曜更新で頑張りますのでよろしくお願いします。



 晃の頭の中で閃きが走るが、それを検証する間も無くメフィストフェレスの猛攻は続く、2本目の魔槍を取り出し2槍で絶え間ない攻撃を繰り出して来た、その猛攻の前に防戦一方の晃、ルーク、アリシア!


 そんな状況に桜の弓矢、沙羅の投槍がメフィストフェレスに襲いかかるがそれをも、2本の魔槍での回転受けで弾き飛ばされる。



「闇の眷属に命ずる……ダークアロー!」

 晃が得意とする闇属性魔法の闇の矢が多数飛翔しながら攻撃を仕掛けるが、奴の体の周りに魔法の小盾が現れその攻撃を防いで行く。


「ははは! 小僧、闇属性魔法の使い手とは珍しいな! しかし俺には魔法は効かんぞ!」


「魔法の障壁魔法を持っているようだな、ならば……ルーク! 魔剣グラムの必殺スキル頼む! アリシア、ルークの援護を!」


「任せろ! ダークカッター!」

 ルークの魔剣グラムから放たれた闇の刃が5本の筋となってメフィストフェレスに襲いかかる……だが空間に吸い込まれ、逆にルークに向かって反転して来た!


「くそ!」焦るルーク!

「ウォール!」


 アリシアが土魔法の防御魔法を張る、バギバキと飛び散る岩の障壁はかろうじてルークを守った。



「やはりな……物理攻撃の必殺スキルに対し物理攻撃カウンターが展開する様だな! 葵さん聖剣エクスカリバーの必殺スキルチャージ始めてくれ、みんな通常の物理攻撃で時間を稼ぐぞ!」


「反射されても知りませんわよ!」

「いいから、秘策がある!」

 ルーク、アリシア、晃の3人による剣撃での同時攻撃が開始された!


 「スピード付与エンチャント!」

 エリザベスに速力向上魔法をかけられた桜と沙羅が刀と槍で攻撃に加わる!


 その後ろには聖剣エクスカリバーを天に掲げる葵の姿が……聖剣が金色の輝きを徐々に強め始めていた。


 通常攻撃とはいえ5人による同時攻撃だ、さしものメフィストフェレスも必死に2本の魔槍を操り防御に徹する。


「今だ!」

 晃が合図をすると全員がメフィストフェレスの前から離れ、その後ろから……。


「聖なる裁きですわ!」

 光り輝く聖剣エクスカリバーが振り下ろされ、一条の光がメフィストフェレスに向かって直進して行く。


「無駄だというのが分からんのか?」 

 メフィストフェレスは天に向けて槍をかざす、

そして聖剣エクスカリバーの聖なる裁きの光は空間に吸い込まれ、葵に向けて放たれる。


 その前に立ち塞がる晃、両手を空にかざす……手にはなにも持っていない!


「晃君!」心配そうな沙羅が声を上げる。


 そして聖なる裁きの光が晃に当たる直前になんと空間に吸い込まれて反転したのだ!


「なんだと! 貴様、空間魔法が使えるのか!」

まさかの展開に顔を歪めるメフィストフェレス!


 光度を増した聖なる裁きの光は魔槍ごとメフィストフェレスを脳天から真っ二つに切り裂いた。


「やったでござる!」

「でもなんで? どうやったの?」

「それに私の必殺スキルの威力が増してましたわよ?」

「ワン?」



 喜びながらも疑問をぶつける沙羅たち……。


「ははは……答えはアイテムBOXを開いて収納して向こうに向けて放出しただけだよ、どんなゲームにも存在するアイテムBOXだけど、このゲームはリアルに作られているため、まるで物を空間魔法で収納しているように吸い込まれるのを見て来たからね、奴の物理攻撃カウンターもまるで収納と放出に見えたから、もしやと思って賭けてみたんだ」


「危ないじゃない? 収納出来なかったどうするつもりだったの?」

沙羅が質問する。


「葵さんの威力弱めの必殺スキルなら受けても、

死にはしないからね」


「失礼ですわね! おほほほほ!」

「ちょ! きゃはは!」

「ワン! ワン!」


「しかしお師匠が放出すると、威力が上がったのはなぜでござるか?」


「多分だけど、僕が放った瞬間に僕の攻撃に認識されて攻撃力がアップしたのだと思う」


「お前達アース大陸の連中には驚かされるのじゃ」

「もはやなんでもありだな!」

「びっくりした……」

 アリシア、ルーク、エリザベスも加わる。


「ははは!」

「きゃはは!」

「ワン! ワン!」


 こうして夕暮れ時を迎える湖畔の屋敷の中庭でありました。





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