自信家のイケメンと親友の秘密!?
みんなあああああ!6話だぞーー!!!!!
トオルのこと気になってたよね?るいちゃんのこと気になってたよね??
前書きなんていいから早く読ませろ???
待たせてごめんなさい!こはるんビームで許してにゃん!!
では自信家のイケメンと親友の秘密!?をお楽しみください!!
俺とトオルはとある場所に来ていた。
大きな滑り台やブランコがある子供達に人気がある公園だ。
ネズミーランドの帰り、俺は寝ぼけているいちごをみなみちゃんに託してトオルと2人で猫を飼い主の元へ返すために。
「なあトオル、この猫の飼い主を知ってるのか?」
トオルはいちご達と別れる時に「任せとけ!」としか言っていなかったのでもしかしてかっこいい所を見せようとして当てもなく言ったのではないかと俺は心配になった。
「………たまえはさ、るいちゃんの猫なんだよ」
なるほど。だからみなみちゃんの前では黙っていたのか。トオルにしては珍しく気を使えていると俺は感心していたがすぐにまた1つ気になることがが頭に浮かんだ。
「るいちゃんにはもう会わないようにしようって言われたんじゃなかったのか?それにもうずっと連絡もしてないって…」
トオルがニヤリと笑った
「それがよ、とっておきの作戦があんだよ」
作戦というのは案外シンプルなものだった。たまえは自由すぎる猫で近くに住んでる人からは結構な認知度を誇っているらしい、たまえはいつも知らない間に家を抜け出してフラフラして夕方にこの公園に着きるいちゃんが迎えに来るのを待っているらしい。
それを利用しようというのだ。
たまえをいつものベンチの上にセットして俺らは少し遠くから離れて見ているとトオルの予想どうりるいちゃんが現れた。
「よ〜し、たまちゃん帰りますよ〜」おっとりした口調でるいちゃんが呟いた。
トオルは基本的にゲームはFPSしかやらないからそれで知り合った女の子って聞いていたから、正直サバサバしている感じの女の子かと思っていたから少し驚いた。
たまえを抱えてるいちゃんが歩き出す。それを見た俺達も反対方向へ歩き出した。
これで一件落着!
俺も早く家に帰っていちごとネズミーランドの話でもするぞ!なんて考えながら歩いていると、後ろからたまえがトオルに向かって走ってきた。
たまえはトオルの前に立つと足にべったりくっついた。
トオルと俺はゆっくりと目を合わせた。
「もしかしてこの状況ってやばくねーか?」
トオルが小声で呟いた。それとほぼ同時か少し後に
「……トオルくん?」
たまえが返事をするかのように大きな声で鳴いた。るいちゃんに嫌な顔をされると思ったのか、トオルは下を向いて何も喋らない。
「たまちゃんほんっとにトオルくんに懐いてたもんね〜。あ、もしかしてケイタさんですか〜?お話聞いたことありますよ〜。私トオルくんのお友達の花田るいっていいます〜。」
るいちゃんが自己紹介をしてくれたので俺は、
「トオルにこんな可愛い友達がいるなんて信じられないな笑」なんて冗談まじりで返した。
するとトオルが
「初対面の年下の女の子ナンパするなんてケイタもやり手だな!」
なんて言って、るいちゃんを笑わせたからその場の妙に緊張した空気が少し和らいだ気がした。
トオルが「じゃあ、俺達はこれで!」といって俺を引っ張って駆け出した。
するとるいちゃんが突然いつもの感じには似合わないような大きな声で
「待ってください!トオルくんに話したい事があるから今日の夜9時にロビーに来てください!」
トオルは「おう」とだけ行ってそのまま俺を連れて公園から出た。
どうでしたか???
いやーートオルはどっちなの?るいちゃんな事好きなの?ねえ教えてよ(威圧)
どうでもいいと思うけどたまえは白っぽい猫ちゃんです。
次回はゲームの中のお話だったり違ったり…
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
これからも『自信家のイケメンと中の下』をお楽しみください!