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『自信家のイケメンと中の下』  作者: 有栖川こはる
5/7

自信家のイケメンと秘密の恋話!?

超超超超おひさしぶりです!!

有栖川こはるです。。。

『自信家のイケメンと中の下』第5話です。

多くは語りません(特になんもしてなった)

ただこんなに待たせてごめんなさいでした!!!

それでは、「自信家のイケメンと秘密の恋話!?」をお楽しみください!

ネズミーランドのホテルの一室で4人の恋話は始まった。

「花田るい」 みなみちゃんの口から出たその女の子の名前に俺は聞き覚えがあった。

確か俺とトオルが2年生だった頃、トオルが俺に


「ゲーム上手い女子っていいよな!」


なんて言ってきたことがあった。いつものトオルはそんな事を言わないので不思議に思った俺は、


「なんでいきなりそんなこと言うんだ?」

と質問してみた。

トオルは嬉しそうな顔をして、最近やってるゲームで女の子と知り合ったと言っていた。

そこまではよくありがちな話だが、なんとその女の子は自分より一歳年下で、すぐ近くに住んでいると言うのだ。そんなこともあって2人は意気投合してよく遊びに出かけたりしていた。

しかしある日を境にトオルはるいちゃんの話をしなくなった。俺は特に気にしてもいなかったから、喧嘩でもしたのかな?くらいに思っていた。


「お兄さん、何ぼーっとしてるんですか?」


みなみちゃんの声で俺は恋話の途中である事に気付いた。


「それじゃ、トオルさん!話の続き聞かせてください♪」


トオルは少しやりづらそうにしながらもるいちゃんの話の続きを始めた。


「るいちゃんに言われたんだよ。もう会うのはやめましょうって!なんか俺悪い事したかなあ?なあいちごちゃんはどう思う?」


「さあ、わかんないですね…るるはそんな話部活で一切しませんからね〜」

前にも言ったようにるいちゃんといちごは同じ部活なのである。いちごは続けて話し始めた


「るるはね、すごいおっとりしててあんまり自分の事話さないんですよ〜、だからトオルさんと2人で遊んだってさっき聞いた時は正直びっくりしました!」


「で、トオルさんはるいちゃんのことす、すきなんですか!?!?」


突然みなみちゃんが大きな声を出したもんだからみんなびっくりしてそちらを見た。

そういえばいつもおしゃべりなはずのみなみちゃんがあまり会話に参加していなかったような気がする。

これってもしかしてみなみちゃんはトオルのこと……なんて考えてたらトオルが


「いやあ、実際どーなんだろうな。俺にもわかんねー」


トオルはいつでも鈍感だ。みなみちゃんの顔が赤くなっていたことにも、その答えを聞いて少しホッとした表情をしていることにも気付いてはいない。



結局その夜はトオルの話で持ちきりになって、気づけば朝になっていた。

…ってあれ?いちごの恋愛事情を探りにきたはずなのに!何やってんだ俺!!と自分に説教しながらも身支度を済ませて帰りの電車に乗った。

電車の中では俺以外はみんな寝ていた。

俺の肩に寄りかかっているいちごを見てあの時の

「私はお兄ちゃんが好き」と言う言葉を思い出した。「ほんと、可愛い妹だな」と囁きながら俺はいちごの頭を撫で、そのまま俺も眠りについた。


電車を降りて4人で歩いていると1匹の猫がこちらに向かってきた。首輪をしているからどこかの飼い猫だろうか。

そのまま猫はトオルに直進していった。

トオルはその猫を持ち上げてしばらく見つめて


「たまえ……なのか?」


トオルにとても懐いているその猫がきっかけであんなことが起こるなんてその時の俺たちは思ってもいなかった。


…次回に続く。


最後までお読みいただきありがとうございました!

いやあ、みなみんついにトオルへの気持ちを出してきましたね!!!!

それなのにるいちゃんとかいう女の子が現れたりいなくなったり、もうめちゃくちゃだ!!笑


たまえとかいう猫は何をやらかすんだ??

僕もとっても楽しみですね!


それではじかい『自信家のイケメンと中の下』第6話をお楽しみに!!

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