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『自信家のイケメンと中の下』  作者: 有栖川こはる
3/7

自信家のイケメンとWデート!?

『自信家のイケメンと中の下』第3話です!

トオルにもついに春が!?

今回はみなみちゃんがほんの少し活躍したりしなかったり。

それでは『自信家のイケメンとWデート!?』をお楽しみください!

「みんな俺について来い!俺がリーダーだ!」

「トオル…もう高校生だろ?はしゃぎすぎじゃないか?笑」


俺達はネズミーランドにやってきた。


あの電話の後、俺はいちごをネズミーランドに誘ってみた。

思っていたよりあっさりOKが出たが、2人きりと言うのもあれなので俺達はお互いに1人ずつ友達を連れてくる事にした。


それで、集まったメンバーが俺、トオル、いちご、みなみちゃんだ。


「ダブルデートみたいですね♪もちろんいっちーとお兄さんがカップルですよ?」


「も〜!みなみんやめてよ!あんなのが彼氏なんてありえない!」


「ってことは俺とみなみちゃんがカップルだな。よろしくっ!」


「…はぁトオルさん気持ち悪いです。お兄さん助けてください!笑」


なんて会話もしながら、俺達はカフェブースにやってきた。


「こーゆーところって男の人が普通奢ってくれるよね?」

いちごが俺をじっと見つめながらそう言う。


「俺が奢ろうか?」とトオルがはりきっていったが、

いちごは「トオルさんはみなみんの彼氏役じゃないんですか?笑」なんて上手いことを言うから結局俺がいちごに奢ることになった。


いちごが何を選ぶのか俺は何も言わずに見ておくことにした。

しばらくしていちごが

「これ食べたい!」と指をさした。

指の先を見た俺は、固まってしまった。なぜらならそこには


[新作!マルゲリータパフェ!]

と、いう信じたいメニューがあったからだ。

しかしいちごが選んだ物だ。きっと美味しいんだろう。

俺はお店の人にマルゲリータパフェを注文してみんなが座っているテーブルへ向かった。


トオルとみなみちゃんは、すでに2人でクレープを食べていた。

「ひとくち交換〜!」なんて事してるから本当のカップルに見えなくもない。


「お兄ちゃんありがと。ま、男として当然のことだけど。」

そう言いながらいちごがマルゲリータパフェを口に運ぶ。


「いっちー、お兄さん食べたそうにしてるよ?あーんしてあげないの?笑」

みなみちゃんは、いつもいちごと俺をくっつけたがる。


「あーんはダメ。でも食べたいなら勝手にすれば?」

いちごは冷たいんだか、優しいんだかいまいちわからない。


俺は、あの不思議なメニューに少し興味があったので一口食べてみることにした。


…これは。想像を超えるマズさだ。なぜこんなものをいちごが美味しそうに食べているのかが俺にはわからない。

だが俺はあえて、いちごの機嫌を損ねないように「なかなか美味しいな!」と、言った。


「へぇ。わかってるじゃん。」

いちごは満足げにそう言った。


それから俺達は色んなアトラクションに乗ったり、おみあげを買ったりして、気づけば夜になっていた。


ネズミーランドのホテルで俺達は夜を明かすことにした。

ホテルでは男子と女子で部屋を分けることになった。


「俺はみなみちゃんとがよかったのになんでお前なんだよ。」トオルがブツブツ文句を言っている。


みなみちゃんに協力してもらい、いちごの好きな人を聞き出す作戦だ。

2人の恋話が盛り上がることを期待しながら俺は部屋でワクワクしていた。


「ごめん、俺ちょっとみなみちゃんに呼ばれたから行ってくるわ!」

トオルが凄い勢いで部屋を出て行った。


それからしばらくして俺が部屋でひとりでいると。


コンコン。とドアをノックする音が聞こえたので俺は部屋のドアを開けた。


するとそこにはパジャマ姿のいちごが立っていた。


…次回へ続く。

『自信家のイケメンと中の下』第3話をお読みいただき、ありがとうございます!

楽しんでいただけたでしょうか?

みなみちゃんがトオルを呼んだのにはどんな意味があるのか。なぜパジャマ姿のいちごがケイタの部屋に尋ねてきたのか。このつづきは自分も楽しみです!笑

第4話を楽しみにしていてください!

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