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『自信家のイケメンと中の下』  作者: 有栖川こはる
2/7

自信家のイケメンと恋する妹!?

『自信家のイケメンと中の下』2話が完成しました!

今回は恋する妹の話!?

妹の恋とはいったいどのようなものなのか。その展開に期待しながらぜひお読みください♪


妹がまだ俺に優しかった頃の話をしよう。


俺の妹、春咲いちごは、

俺のことを《お兄ちゃん》と呼ぶ。

初めの頃は2人で出かけたりゲームをしたりして本当の兄妹よりも仲がいい兄妹だったと言えるだろう。


ある時からいちごは俺に恋愛関係の質問をよくしてくるようになった。

「お兄ちゃんは好きな人はいるの?」とか「お兄ちゃんはどんな人がタイプなの?」とかそんなことを知ってどうするのか、という内容の質問ばかりだったが、俺はいちごの質問には全て真剣に答えよう。と決めているので正直に「好きな人はいない」と答えた。


「そーなんだ!意外だね!」と言ったいちごはなぜか少しばかり嬉しそうに見えた。


それからしばらくして俺はいちごと話す機会が減っていった。

俺が受験だということもあってかいちごは俺を避けているように感じた。


俺がいちごに「最近はどう?」など当たり障りのない質問をしても、いちごはいつも「知らない!」とだけ言って部屋に戻ってしまう。


「なんで俺の事を避けるの?」この質問だけは返事が怖くて聞けずにいた。


ある日いちごが部屋で電話している声が聞こえてきた。

相手は、この前家に来ていた唯川 みなみちゃんだろうか。面白そうなので少し聞いてみることにした。

「いっちーはさ、好きな人とかいないの?」


学校でいちごは、いっちーと呼ばれていると、この間お母さんが言っていたような気がする…

いちごの恋愛については俺も興味がある。


「まあ私も好きな人くらいはいるよ〜笑」


まじか!? と声を上げてしまいそうになり自分の口を必死に抑えた。

いちごにも好きな人が…

誰?どんな人?俺よりかっこいい?性格は?など、色々な疑問が頭に浮かぶ。


「え!?いっちー好きな人いるの!?だれだれ!どんなひと?」


みなみちゃんナイス!君は俺の心が読めるのか!?なんて心の中で独り言を言いながら話の続きを聞く。


「んー?かっこいくて優しくてめっちゃモテる人!」といちごが自慢げに言う。


いちごよ。そんな人は存在しないぞ。しいていうならこのイケメンなお兄さんくらいしか……いや、なんでもない。


「いっちーそれさ…まさかいっちーのお兄ちゃんのことじゃないよね?笑」


「なっ、そんなわけないでしょ!?!?」


いちごが突然大声をあげる。

俺の事を好きだと思われるのがそんなに嫌だったのか、と俺はショックを受け、盗み聞きのバチが当たったのだなぁと思った。


いちごの好きな人の事を直接探ってみようと思い、俺はいちごをネズミーランドに誘ってみることに事にした。


…次回に続く。

『自信家のイケメンと中の下』2話をお読みいただきありがとうございます!

書いている自分も次の話が楽しみでワクワクしています笑笑

もしよろしければ感想やレビューなどお待ちしています!

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