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悪意のある普遍的な思想

eise

作者: レー・NULL

エルスさん。エルスさん。耳から血を流して、目から血を流して。聞いてはいないし見てもいないんだ。


 何処からどう見ても単眼です。なんど聞いてもそうですね、片耳そぎ落としましょう。違います違います違うんです。証拠隠滅したんです。見えないから知らないし、聞こえないから知らないです。


 違ってあって欲しかった。感化してしまうと、頭痛と眩暈と精神の磨耗。左手の感覚が無くなって、視界は暗くなって。意図したかのような閉塞感。違います、違います。解らないから違うんです。


 目は潰してしまいましょう、見えないから何も知らないです。耳を全て斬り落としましょう、聞こえないから何も解らないです。悪者には罰を与えましょう、口を縫ってしまいます。そうだ、違うんだ違うんだ。縫ってしまえ、もう何も吐くな。


 左腕の感覚がなくなります、価値なんて無いと思ってしまえば足だって無いんです。見えないからブラックアウトだってしていません、聞こえないから揺さぶられてもわかりません。右手だって届く範囲に何かが無いのなら総じて無価値なんです。


 違うならば。違うならば。eise


 脳が骨の牢獄に囚われて、めちゃくちゃに揺さぶられては思考もぐちゃぐちゃ。牢屋に囚われた人間は精神が磨り減りますが、自分で入ってる人間は


 ひっくり返したのを、ひっくり返したら。変わらない。皆変わらないんだ。口の麻紐だって引きちぎっておんなじことを吐き散らすんだ。


 違っていて欲しかったかい。だとしても、違っていて欲しいと思うさ。外への道は殺してしまえ

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― 新着の感想 ―
[一言] ぼっちです。 お邪魔します。 一般的や常識の物差しでは測れないモノですね。 理想や主義だの私はある程度はどうだって良いと思っていまして、ですからフィクションの世界に居ますが、悪意の種類がei…
2017/02/10 00:48 退会済み
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