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ヒッキーの憂鬱

作者:

このあいだ、友人に書いたヒッキーネタをちょっと投稿してみました。

トイレに行くために動画を止めたのがきっかけです。(汚い話でもうしわけない)


 俺の名は相模恭哉‐サガミキョウヤ‐。年齢は18になる。一日の大半は画面を睨みつけている。


 仕事?もちろんしている。パソコンで色々なソフトの開発を…な。


 ふっ。題名の通りならば、ここで自宅警備と出てくると思っただろう。残念ながら、違うのだよ!


「恭哉!ごはん!」

「はいっ!!食べます!」


 …どこの家庭でも、母上は最強だろう。怒らせてしまったら…考えるだけで怖い。

 恭哉は朝飯を食べにリビングへ降りて行った。


「…ふぅ。さて、やるか」


 腹を満たした恭哉は、自室のパソコンの前に座り、左手の中指でメガネを押し上げた。


 さあ仕事だ。キーボードをたたく音が満たされる。…かと思えば、すぐに止まった。


 彼のパソコンに映っているのは“スマイル動画”。つまり、アニメ鑑賞が始まった。


 恭哉の一日の大半は、アニメ鑑賞だ。仕事をしていても、部屋から出ない時点で引きこもりと大差がない。

 

~3時間後~

 

 恭哉の身を悲劇が襲っていた。


「くっ…。お、俺は、こんなことに負けるわけにはっ」


 頬を汗が伝う。恭哉の顔には苦しげな表情が浮かべられている。…それでも画面から目を逸らさない、その信念に、呆れてしまう。


(む、無理か…くそっ!)



 恭哉は再生を一時停止し、部屋からずるずると出て行った。



ジャ――――――――――――――――――――――――――――………



「…ちっ。自然の摂理には、所詮人間はかなわないということか」


 組んだ手の上に顎を置き、メガネをきらりと光らせる。かっこいいことを言っているつもりなのだろう。しかし、かっこうなど、つくはずがない。


 なにせここはトイレなのだから!!


「ふぅ。まあいい。仕事にもどろ…うっ!?」


 立ち上がろうとした恭哉を再び悲劇が襲う。


 ぎゅるるるるるるる…


「こ、こんなはずで…は…」


 その後、恭哉は30分ほどトイレに籠るのであった。






恭哉)俺は人口の約14%しかいない、天才肌と謳われる左k(ry


謎の人物A)…うるさいのでお黙りください。あなたはトイレにお帰りください


恭哉)なっ!この俺に命令すると言うのか!?そもそも、俺はトイレに籠りたくて籠ったんじゃ(ry


謎の人物A)トイレに行きたくなったら、すぐに行きましょう。何度も貯めこむと、病気になります。お気をつけください。それでは、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。(ペコリ)


恭哉)またしてもこの俺を遮っただと!?…いや、たしかにため込むことは良くないと、俺も身にしみて思った。(いっそのこと、部屋にトイレつけるか…)


謎の人物A)(うわぁ、こいつ馬鹿だ)


恭哉)おい!そんな軽蔑したような目で見るな!なぜこういう時にカットしない!あー!もー!やめろぉぉぉぉぉぉ…



 おバカなやり取りにお付き合いいただき、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後の掛け合いが漫才みたいで面白い。 後お母様には逆らえませんよね(笑)
2014/10/14 14:59 退会済み
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