表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/39

一人パート

ちょっと短めです

「……なんか三日間ずっと夢を見てたみたいだな」


 ルナの去った部屋、俺はなにげなくつぶやいた。

留年は確定してしまったし、不思議体験もここまでみたいだ。パソコン前での呼びかけには何の反応もない。

 平凡な日常がまた始まるだけだと思うとちょっと残念にも思う。とはいえルナを呼び出す方法なんてほかに知らない。


「まあ現実を見つめ直せって神からのお達しだろ(神なんて信じてないけど)! とりあえずは来年度の予定でも立てるか。」

 

 受講登録を絶対に確認する。

 念のため保険にもう一つ受講する。

 時間ができるからバイトを増やす。


「よし終了!」

 予定が決まるまでたった十秒。


 うん、あとはどうとでもなるだろう。今やってるバイト以外でもう一つ増やすかは……良いのがあったらということで。

 未来のことなんてわからないのだからあれこれ考えたって仕方ない。考えるのは今だけで十分!


 よし! じゃあテストも(二重の意味で)終わったことだし気分転換にゲームでも……。

     

(ぐぅー)

 いや、やっぱりまず飯だな。

 

 冷蔵庫を開ける。中にはペットボトル二本、調味料(めんつゆ)、カレー粉(半箱)。

 

 ……食べ物がない。

 

 いや別にお金がないからじゃない。ただ一人暮らしだと一人分作るのが面倒だったりするんだよなー。

 全く作らないわけじゃないけど、簡単に作りおきのできるカレー、麺、きざみねぎ、めんつゆで百円以内で作れるうどん・そば、材料が一まとめで売られていてめんつゆで煮るだけの鍋がほとんどだ。

 

 俺の中でめんつゆは超万能。魚の切り身をめんつゆで煮るのも美味い。

 食材はなくとも冷蔵庫には必ず一本はあるね。

 まあいくら好きでもそのままは飲まないけど。(もちろんただ薄めるだけのも飲まない)


 冷蔵庫は空だしとりあえず買い物に行くか。

 買い置きぐらい少しはしておこう。今日みたいに腹減ってるのに食材ゼロはきつい。なんかとてもひもじく思えてくる。


 家を出る前に気になってもう一度ルナを呼んでみたがやはり何も起こらなかった。



 近くのスーパーは大学と反対方向、西に徒歩約十分のところにある。数分で店内一周できるほどの大きさだが、惣菜の値引きを行う時間が早い。

 デパートも近く(家から北に徒歩二十分弱)にあるのだが俺はこっちの店を毎回利用している。

 今日の夕食と数日分の食材を買い終え、家に帰る。


「……あれは?」

その途中でふと見覚えのある背中が目に入った。


一人でいる部分を書くのは難しい……。

現実では独り言多いのになぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ