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作者: 希羽

生活の中でふと溝に落ちるときがある


すごく楽しい


すごく充実している


他人と心を分かち合える


でも唐突に、それが全て壊れたらどうだろう?と考えてしまう


目の前のお世話になった先輩が


敬愛している仕事仲間が


今目の前で人格の枠を乗り越えて異常な行動にでたらと考えてしまう


問題なのはこれがただの妄想ではなく、妄想に期待を添えたものであること


充実したとたんに、その崩壊を心のどこかで願っている


そんな自分の本質に気づくと何もかも嫌になる


でも嫌になるほどに、それが自分のなかで確かな充実であると自覚する


消えてしまった詩の中でつぶやいたけど


僕は大切なものができれば、それを誰にも奪われないようにとその隠し場所を探して一生を終えてしまうタイプの人間だ


失うくらいなら壊したいというのが本心


そして失うのが怖いほど今あるものに満足しているという証明


一筋縄ではいかないのが大人なのかな


とりあえずここにちょっと帰ってきてみた


楽しいかと訊かれたら


今はきっと自分にとってとても楽しい日々だな、と自覚できるだろうね


うんうん

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