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気持ち(改稿予定)

作者: 無我

私が初めて君に会ったのは幼稚園の時だね

同い年の君は私と正反対の引っ込み思案でよく先生や物陰の後ろに隠れてばかり

だけど、本当は一緒に遊びたかったんだよね

私が「ねぇ、あそぼ」って誘っても君は無視してばかり、ついには手を引っ張ってみんなの所に連れていったよね

あの時はね、放って置けなかったんだよ

お姉ちゃんだからかな?

最初は戸惑った君だけど次第に笑顔になったよね

あの時に見せてくれた笑顔は素敵だったよ


それからはよく一緒に遊んだよね

君の笑顔が見れた時はいつも嬉しかったよ

お互いに友達が増えていったときから少しずつだけど一緒に遊ぶ機会がなくったね

だけど離れる事はないって思ってた

ううん、そんな時がくるなんて考えもしなかったの


君が中学に上がる前に家の事情で引越しちゃったよね

お別れの挨拶はしたけど私は君が向こうでも楽しくやっていけるって思ったから連絡をとらなかったんだよ、だからあんな事が起きるなんて思わなかった


君が自殺未遂したって聞いた時はとても驚いたの

急いで会いに行ったけど君は会ってくれなかったよね

そして、おばさんから聞いたんだよ、学校でいろいろあった事を…

それを聞いた時は悲しかったけどおばさんも悲しかったんだよね、話している時によく泣いていたから

おばさんごめんなさい、辛い事を思い出させて…


私はどうしたらいいのかわからなかったけど、あの笑顔が君の中から消えてしまうのは嫌だったの

だから、それからは何回もおばさんに協力してもらって会いに行ったんだよ、そしたら何回目かの時にやっと会ってくれたよね

その時の君は布団に隠れて顔を見せてくれなかった

初めは私が話すことばかり何も返って来なかったけどけ少しだけお話ししてくれたよね

久しぶりに君の声が聞けて嬉しかっけどその声は悲しく辛いかったから私も悲しくなっちゃった

君がたくさん辛い思いをしてるのに話ししてくれてありがとう、ごめんね

そして、少しでも君の力になりたいから何回か会いに行くと君から話してくれる数が増えたよね


それからは君は転校して少しずつ頑張ったよね、学業に部活や恋愛…ってこれはまだかな

君は成績が良くなかったから一緒に勉強会した時にたくさん質問してきたよね

一生懸命で感心したよ


そして、同じ高校を目指して合格したよね

高校生活は女の子である私が学校内で一緒にいるのは君に迷惑がかかると思ったから極力避けていたんだけど近くにいることで少しの異変でも気付きやすいかなって思ったの

だけど、それどころじゃなくなっちゃったんだ


私が心の余裕をなくしてから休みがちになった時はよく訪ねて来てくれたよね

心配している君に「年頃の女の子だから」って言うと安心した顔したね

だけど本当の理由は違ったんだよ

君の事が心配で同じ高校に進学したけど、それは夢の諦めだったの

私が決めてやったことだから君は全然悪くないんだよ

だけど…諦めたくなかった…

私が引きこもるようになってからもよく会いに来てくれたよね

君を心配させないようにたくさん笑って、たくさんお話しして安心させたかったけど、私が無理している事に君は気付いていたんだよね

夢への可能性を探してきてくれたんだから

それを教えてくれた時の君は謝ったけど、私は怒っちゃったね

あの時はね、気持ちが反対に動いてしまったのごめんなさい


実は君が引きこもったあの日から傷つけないように君のことを一切否定しなかったんだよ

否定したら君の笑顔を取り戻したから

君が元気を取り戻したときにやめればよかったんだけど、怖かったの

ずっと続けてきたこの行動がおかしな事になっちゃったね

それからの君はもう会いに来なかったし、私が学校に行くようになっても避けるようになったよね

私がした事だからわかってはいるんだけど悲しかった…

だから、もうどうする事もできないって割り切ったんだよね、時間はかかったけど

君が教えくれた可能性を信じて頑張る日々が続いたある日、夢へと繋がる大学に合格したんだ

諦めていた夢を繋げてくれて、今でも感謝しているんだよ


一人暮らしの準備をしてるある日、君から着信があって最初は驚いたけどもう会えなくなるからったから出たら「ねぇ、あそぼ」って言うんだよね

理由を聞いても「公園で待ってるから」しか言わないで切ったよね

寒い夜に会いに行くと君は笑顔で感謝してホットドリンクを渡してくれて受け取ると君は話し始めたね

初めて会った時の事や一緒に遊んだ事、幼稚園、小学校での思い出、いろいろと

私も覚えたつもりだったけど君はもっと覚えていたね


それから急に話すのをやめて目を逸らしたよね

それは思い出したくない事だったけど伝えなかった事だったんだよね

君のあの事に関する事だったから

君が悲しく辛い想いをしているなか、私の存在が唯一の救いだったんだけどお互いが離れていることで次第にそれが小さくなって内気な君は誰にも言えずに抱え込んでしまってそして…

私が会いに来たときの君は気持ちの整理がつかず素直になれなかったけど2度も手を差し伸べてくれたことに感謝していること素直に話しくれたよね、この時には少し笑顔だったね


君は私が小さい頃に話した夢を覚えいてくれて、お母さんから私が急に違う進学校に決めた事を聞いた後に引きこもるようになったから察してくれたんだよね

だから君は私の力になりたい気持ちが強くなって頑張ったんだね

しかも私は君の時とは違う反応だったけど諦めなかったね

だけどもう気にしなくていいんだよ、君は繋げてくれたんだから


そして君が見せてくれた私と同じ大学の合格通知、あれは驚いたよ

君も頑張ったんだね

ううん、中学生の時にやった勉強会を思うと私よりたくさん頑張ったんだね

だけど私は夢のために進むけど君の将来はそこで大丈夫なのかが心配になったんだよ

そしたら君は教えてくれたよね

転校した時に決意した夢

それを話してる君の夢への気持ちは私のよりも熱かったよ

君が話してくれた今までの思い出や気持ち、そこから夢が見つかったんだよね

そして最後に言ってくれたこの言葉

「好きだ」

短い言葉だけど、君が話してくれた気持ちが全て詰まっているから、答えたの

「私も」

君に対して素直になったのあの時以来だよ、ありがとう

そして、これも素直な気持ち

……

背、高くなったね

読んでくださり、ありがとうございます

至らない点もあるかもしれませんが少しでも雰囲気をお楽しみいただければ幸いです

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