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都立夢異世界部活学校(とりつゆめいせかいぶかつがっこう)/第4章  作者: 羽絶 与鎮果(うだち よしずか)
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第四章75 【12月20日/初等部4年生活動中】15/運命の赤い糸?11

 【芳一】と【神娘/雪玲】は連れだって、【金髪の少女/シェリア】に逢うために、都内のとあるホテルの前に来ていた。

 【神娘/雪玲】は、

「ほえぇぇぇ・・・【ほーいち】、ホントにここか?」

 と聞いた。

 【芳一】は、

「え?、あ、う、うん・・・そうみたいだ。僕には全く縁のない超高級ホテルみたいだけど・・・この最上階の特別室に彼女は居るみたいだ・・・悪いね、付き合わせて」

 と言った。

 【神娘/雪玲】は相変わらず、【芳一】の幼妻を名乗ってはいるが、先月、【狭間区】で訪れた【ウィズミートゥギャザー】の【アトラクション】/【リインカーネーション(輪廻転生)】で【前世】体験から同行していた【ズィー】との関係が微妙な感じになっている。

 どうやら、【神娘/雪玲】と【ズィー】は【前世】で深い縁があったらしく、お互い意識をし合っている。

 なので、【芳一】が【金髪の少女】を意識していると聞いてもあまり怒りの表情を見せていない。

 何となく心ここにあらずという感じだった。

 大丈夫かな?とは思いつつ、【芳果】達を納得させるため、【神娘/雪玲】の同行を認めていた。

 指定されたホテルの最上階の部屋の中に入ると、薄明かりのライトが1つあるだけでテーブルの上に4枚の手紙が置いてあり、それぞれ【0】、【1】、【2】、【3】と書かれていて、【0】、【1】、【2】、【3】の順番にお読み下さいと横に添えられたメモに書いてあった。

 とりあえず、指示された通りに手紙を見てみる。

 【0】の手紙には、

【ミスター唯野。

 この様な形での接触で申し訳ないと思っている。

 だが、一切、先入観抜きで、私の作品を見て欲しいと思ったから、この形を取らせていただいた。

 私と銀髪の少女は、2人とも貴方の【フィクション・レジェンド】と言う作品に大変感銘を受けて生きている。

 貴方と逢って、【フィクション・レジェンド】の話をするのが長年の夢だった。

 私と銀髪の少女はそれぞれ、貴方の【フィクション・レジェンド】に対する【アンサー・ストーリー】と言うものを作っている。

 私は7つ、彼女は13部作ろうと思っている様だ。

 それで貴方の【フィクション・レジェンド】の4部作と合わせれば合計24部になる。

 貴方がよく用いている【フィクション・レジェンド】のボスの数字の1つになる。

 だが、貴方は【フィクション・レジェンド】の創作を止めてしまったとブログで書いていた。

 その事がショックだった。

 私と銀髪の少女は色々辛い目に合ってきたが、それは貴方の作品を見ていたから耐えられた。

 貴方の作品が終わると聞いた事。

 それが一番、ショックだった。

 そして、私達は【夢異世界部活学校】に通う権利を得た。

 私達は何故、貴方が【フィクション・レジェンド】を止めたのか貴方の口から聞きたかったが、それはもう良い。

 貴方にも貴方の人生があった。

 それだけの話だと解ったからだ。

 だから、その事を抜きにして、まず、私達の作品を見て貰いたい。

 【1】のレターには、私なりの【フィクション・レジェンド】の見解を簡単に書かせていただいた。

 貴方は【フィクション・レジェンド1】の連載を途中で止めてしまっているし、【フィクション・レジェンド2】から【フィクション・レジェンド4】までは、貴方のブログでのつぶやきの情報から察するしかないが、連載を続けていたらどの様な展開になっていたか?を私なりに想像して書いたものだ。

 【2】のレターには、私の【アンサー・ストーリー】の簡単な内容を4部まで書いたものだ。

 5部から7部は書いていない。

 と言うより書けない。

 貴方の話を聞くまでは続きは書けない状態になっている。

 【3】は銀髪の少女から聞いていた彼女の【アンサー・ストーリー】の簡単な内容を6部まで書いたものになる。

 彼女も同様に貴方の話を聞くまで続きが書けないと言っている。

 貴方が【3】まで読んだら私は貴方に逢いに行く】

 と書かれていた。

 それを読んだ【芳一】は、

「解った。ただ、【3】の手紙だけは読まないよ。

 【3】は【銀髪の少女】の作品なんでしょ?それは彼女のものだ。

 だから、君の紹介では読めない。君は気を利かせたつもりかも知れないけどそれは違うと思う。

 僕に読ませたかったら彼女の意思でやってもらいたいからだ。

 それが僕の誠意だと思って欲しい」

 と言った。

 すると部屋の奥の方から

「わ・・・わかった・・・では、【2】までお願い・・・します・・・」

 と消え入りそうな声で聞こえて来た。

 だがとても澄んだ可愛らしい声だと知ったのだった。

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