第四章67 【12月20日/初等部4年生活動中】7/運命の赤い糸?3
【金髪の少女/シェリア】は、日本の漫画やライトノベルから、恋愛の知識や日本文化を学ぼうとしているが参考にしているチョイスがちょっとどうかな?という状態だった。
恋愛漫画の3作目として選んだのが、(03)【黙って俺についてこい】だ。
これも男性目線のこかなりぶっ飛んだ設定になっている。
内容としては以下の様になっている。
主人公の男性は【ハーレム】を作ろうと思っている。
そんな男性は、ハーレムに加えたければ自分を倒せという無茶な設定の【美少女】達を格闘技で倒して行って、何故か倒された【美少女】達が主人公に惚れまくるという無茶苦茶な設定になっている。
それを信じた【シェリア】は、
「・・・なるほど、日本の男はこうやって女を落とすのか・・・クレイジーだな・・・」
と完全に勘違いしていた。
偏った作品から完全に間違った日本文化が彼女にインプットされていく。
4作目として選んだのが、(04)【天下無双の拳】である。
これは世紀末を描いた昔の漫画である。
内容は、【ノストラダムスの予言】が騒がれていた頃の世紀末に文明が凶悪なウイルスにより崩壊し無秩序な世界となると言う無茶な設定で、人間を止めた無法者達が幅を利かせている世界観の物語となる。
主人公は、恋人を攫われるが恋人は様々な強者に渡って行き、その美貌で様々な男達が彼女のために主人公と再会させるために命を張っていくと言う展開になっている。
最終回で主人公とヒロインである恋人が再会するまでに100人以上のヒロインの優しさに打たれた男達が命を落としていくと言うこれまた極端な表現の作品である。
彼女はこの作品を読んで、号泣し、
「アンビリーバボー・・・愛だな・・・愛とはこういうものなのだな・・・」
とつぶやいた。
彼女の恋愛観は一体どうなってしまうのか?と思えるくらいの極端な作品が彼女の前にラインナップされていた。
5作目として選んだのが、(05)【3歩下がって見守ります】だ。
これも時代にそぐわないチョイスと言えるだろう。
この作品の著者は【女とは男の3歩下がってついてくるものだ】と言う昭和以前の男性の様な考えを持っており、作中では、とにかくヒロインは主人公の男を立てるため、少し下がって主人公をフォローしていく。
主人公はわがままであり、どちらかと言えばクズではないか?と思えるのだが、ヒロインは、そんな主人公を盛り立てるためにひたすら尽くしまくるという物語だった。
見たら、刊行されていたのが【昭和】になっていた。
携帯電話も無い時代で、まだ、男が主役、女は脇役という考えが根深く息づいていた頃の作品となっている。
今だったら絶対に刊行されないだろうという内容の本だった。
これらの漫画はどこから仕入れてきたのか知らないが、【シェリア】はかなり偏った知識を身につけた事になる。
【ライトノベル】の方も、これに引けを取らないくらいの変わったチョイスと言えるだろう。




