第四章66 【12月20日/初等部4年生活動中】6/運命の赤い糸?2
【シェリア・プルスフィリア】は11月中は、【漫画】や【ライトノベル】を中心に【恋愛】と【日本文化】を学んでいた。
彼女は、【漫画】や【ライトノベル】で良いなと思った【シーン】を自身の作り出した【世界観】でそれを再現して、感覚をつかむという方法で、勉強していた。
いつまでも勉強していると時間だけが過ぎて行くので数多ある【漫画】や【ライトノベル】の中からランダムに5つずつピックアップ(1つ1つ選んでいる時間がないので表紙やネットによる読者のレビューなどを軽く読んでそれから判断)してそれを再現する事にした。
それ以外の知識は、軽く斜め読みなどで流す程度で頭に入れるという事にしている。
彼女が参考にした【恋愛漫画】と【ライトノベル】は以下の5つずつである。
いずれも【芳一】の目線に合わせるため、【女性目線】では無く【男性目線】での【恋愛漫画】や【恋愛ライトノベル】を参考にしているため、彼女自身、かなり違和感を持ちつつも、恋愛経験が皆無の彼女はそれを正しいことと信じて疑っていないと言う事を付け加えておく。
まずは、【恋愛漫画】の【タイトル】は、
(01)【僕のハートはストライプ】、
(02)【君はまだアオい】、
(03)【黙って俺についてこい】、
(04)【天下無双の拳】、
(05)【3歩下がって見守ります】、
次に、【恋愛ライトノベル】の【タイトル】は、
(06)【主導権はこっちだ】、
(07)【お前のことは豚と呼ぶ】、
(08)【ラブ&ウォー】、
(09)【わんこも喰えない恋人喧嘩】、
(10)【フィクションに恋をして・・・】、
である。
この10作を元に【ラブレッスン】をする事になる。
まずは、(01)【僕のハートはストライプ】だ。
この作品の内容、つまり【出逢い】の参考にする部分は、以下の様になっている。
物語は男性主人公視点と女性主人公視点の2つが存在し、男性目線で見た女性と女性目線で見た男性が描かれているのだが、かなり情報が偏っている。
そもそも、この男性主人公と女性主人公が付き合う事になった理由が、【ラッキースケベ】により、男性主人公が女性主人公のスカートの中に顔を突っ込み、そこから、【ストライプ柄のパンティー】を見て、そこから恋をするという強引な展開なのである。
男性主人公は恋愛に全く興味がない、女性主人公は学校一の美人、という設定になっているのだが、男性主人公は、女性主人公の下着を見て、興奮し、恋心をいただいていくと言う展開になっている。
女性主人公は、コンプレックスに思っていた下半身を褒めてくれてドキドキすると言うかなり無理のある設定となっているが、それを作中で違和感を持たない様に調節している。
そこは見事と言えるが、正直、ご都合主義極まりない展開で女性読者が見たら、
「んな訳あるかっ?恋愛なめんな」
と、かなりの割合で不快感を持つ物語として構成されている。
あくまでも男性の妄想の世界として表現されており、当然、読者のほとんどが男性であり、これがアニメ化された時にコメントした女性ファンは1人も居なかった。
だが、【シェリア】は、
「・・・オーマイガッ・・・こ、これがジャパニーズの恋愛・・・理解出来ない・・・
僕には無理かも知れない・・・」
と偏見でものを見ていた。
1つ目として参考にしたものが悪すぎたと言えるだろう。
続いて見たのが、(02)【君はまだアオい】だ。
これは、初心な男女のあるあるを描いた1話完結型のショートストーリー集となっている。
例えば、昔の時代の告白の定番、下駄箱にラブレターを入れる時のドキドキ感などを今の時代と比較して検証したり、
付き合いたてで、最初に手を繋ぐ時、相手に触れてよいものかどうか心の中で葛藤するシーン、
初キッスの時、緊張で歯が当たったらどうしようとか不安に思ったり、餃子の味とかしないかな?とか思って歯磨きを一生懸命したり、
香水を付けすぎて逆に臭いとか思われたらどうしようとか、髪型決まっているかなとか、口紅、ちょっと意識しすぎかな?とか身だしなみで悩む光景、
同時に2人の異性を好きになってしまった自分はふしだらだと思って悩んだりするシーン、
同性の子が好きな気持ちを言えずに隠して友達として付き合っている辛い気持ち、
等々、色んな恋に対する悩みや不安、初体験やドキドキ感などを表現した恋の初心者のバイブルとなっているベストセラーである。
これは【シェリア】にとっては良いのかも知れないが、相手が37歳の【芳一】に対してはどうか?と疑問の残るチョイスである。
彼女の【ラブスタディー】は続く。




