第四章56 【12月18日/初等部4年生活動中】4/【12月第3週木曜日】の配信4
【芳一】と【ルオシー】の相談は続いている。
【ルオシー】が考えた【アニメ企画】/【私ら3女傑】の制作として、今度は主人公の周りの【脇役キャラクター】を考える事にした。
【ルオシー】は、
「【芳一】、どう言った【脇役キャラクター】出せば良いと思う?
アドバイス頂戴」
と聞いてきた。
【芳一】は、
「そうだなぁ~、まず、この【私ら3女傑】って作品が何を基準に作っている作品かが重要かな?」
と答えた。
「どういう事、それっ?」
「簡単に言えば、フィクション主体か?それともノンフィクション主体か?で脇役のリストが変わってくるって事かな?
ノンフィクションだったら史実なんかに基づくから、実際に登場キャラクターの本物の関係者なんかを登場させるのがマストになるけど、フィクションだったら、作り物、つまり、嘘の世界だからね。
基本的に、物語の展開として、役に立つ存在を配置するんだ。
分かり易い例を挙げれば例えば、バトル物なんかで、脇役キャラの役目としては、脅威が出て来た時に驚く役目を与えるとかかな?
主人公が驚いても良いんだけど、主人公は基本的にその脅威に立ち向かって行く役目があるからずっと驚いている訳には行かないでしょ?
だけど、脅威は脅威であると言う事を確定させたいから、脅威より弱くて、怯える役目をするキャラクターが居た方が、バトル物としては敵キャラの存在感をアップさせる事になるんだ。
脇役キャラクターはモブって言われて、素人にはどうでもいいと思われがちなんだけど、物語を進めていく上で、そう言った、【凡人】を演じる【キャラクター】ってのも大事なんだよね。
せっかく大迫力で登場した敵役なのに誰も驚いていなかったら拍子抜けでしょ?」
「おぉ~なるほどねぇ~納得いったよ」
「これはバトル物だけでなく、ラブストーリーでも適用されるよ。
例えば、ヒロインが途轍もなく美人だと設定したら、ヒロインの事をめちゃめちゃ好きになるフラれ役が居れば、ヒロインが高嶺の花だと言う演出も出来るしね。
ホラーだったら、心霊現象なんかに怯える被害者とか、レース物だって主人公が驚くべきタイムをたたき出した時に驚く観客が居た方が盛り上がる。
だから、ほとんどのジャンルで脇役キャラクターは重要な役回りを持っているって事だね。
まぁ、縁の下の力持ちみたいなキャラクターだね。
演出上、手抜きして影で表現するなどの方法もあるけど、それだと驚く役とかは中途半端になってしまう。
だから脇役と言ってもそんなに手を抜いて作る訳には行かない。
ドラマなんかと一緒で、主役も脇役もみんな居て、それで初めてドラマとして成立する見たいな感じだね。
時代劇なんかじゃ、主人公よりも斬られ役の方が高い技術がいるって聞いたこと無い?
芸能界は僕より詳しいんじゃない?」
「時代劇はあまり関わってないよ。
芸能界って言っても色々あるね」
「そうだったね。偏見で見てた。ごめん」
「でも、今の説明で脇役の大切さが理解出来たね。これも大事だと理解したよ」
と言う話になり、脇役を1キャラずつ作って行ったのだった。
【芳一】の提案で、【脇役】にも結構、凝った設定が割り当てられ、【ルオシー】の口から配信で説明してもらった。
この配信も大成功と言って良かった結果となったのだった。




