第四章44 【12月15日/初等部4年生活動中】4/【12月第3週月曜日】の配信4
【芳一】と【イェナ】の相談は続いている。
【芳一】はお薦めとして紹介した漫画の3作品以外にもう2つ、作品を紹介する事にした。
【芳一】は、
「じゃあ、いっぺんに色々言っても内容が覚えられないだろうから、後、2作品ね」
と言うと、【イェナ】は、
「そうね、あんまり多いと忘れちゃうしね」
と答えた。
「じゃあ、4作目としては【シチュエーションの演出家】なんてどうかな?
この話は、恋愛やもめ事の解決なんかを色んな人を巻き込んで、イベントにしてしまうと言う主人公がどうやって奇想天外なドラマチックなシチュエーションを組み上げて行くかを裏方目線で、表現して行く話になるね。
例えば告白のイベントを偶然を装って、ムードのある展開を演出するために、裏でスタッフが走り回っていると言うちょっとコミカルなシーンとかもあって、感じとしてはテレビドラマみたいなものを現実の世界で作り上げる様な感覚の話かな?
ただ、失敗が許されないので前もって色々準備して、失敗したらすぐに別のプランに移行という感じで、緊張感も描いているね」
「へぇ~、そんなのもあるんだ?」
「いろいろな漫画があるって言ったでしょ。
それで5作目としては、【王道ファンタジー】の【ダークサイドナイト】ってのはどうかな?
ちょっとダークサイドよりだけど、ファンタジーの世界ではおなじみのエルフとかドワーフ、フェアリーやドラゴンなんかも普通に登場するし、入門書代わりには適した作品だと僕は思うよ」
「ふぅ~ん、じゃあ、その5つの内容をどう説明すれば、いいのかレクチャーしてくれる?」
「了解。じゃあ、1つ目から説明するね」
と言う感じで、5つの【漫画】の内、3つの【漫画】の紹介をする事にした。
それと忘れてはならないのが、【13コマ漫画】の【マルチメイド幸子さん】第2話のエピソードだ。
第1話は【幸子さん】の登場シーンだったが、第2話からは、ちゃんと困り事とそれを解決する方法やアイテムなどを紹介していく話を作る事になる。
【幸子さん】は怪しい道具をどこかから持ち込んで解決すると言うタイプのキャラクターなので、困り事とそれを解決する怪しいアイテムを考えると言う事になる。
困り事としては、ニートの主人公なので、外への買い物という事に決まった。
主人公の【芽賀音】はネットで欲しい物があったが、ネットでは全てソールドアウト、つまり売り切れだった。
だが、とある情報を得て近所の駄菓子屋にそのアイテムは売っていると言う設定にする。
そして、駄菓子屋を経営しているおばちゃんはネット音痴であり、インターネット販売はやっていないと言う。
誰かに頼みたいが【コミュ障】である彼女は頼めない。
そこで、【マルチメイド幸子さん】にお願いして、代わりにその【アイテム】をゲットしてもらう話なのだが、【マルチメイド幸子さん】は別の用事があり、そこに行けない。
早くしないとその駄菓子屋でも売り切れてしまう。
焦った【芽賀音】に【幸子さん】は怪しげなアイテムをどこからか持ってきてと言う展開になる。
その怪しげなアイテムが、【芽賀音】そっくりな【ロボット】で、彼女を操縦して、駄菓子屋に行くけど、どうなるか?と言う話に決まった。
結局、ロボットでは買えなくて、がっかりしたら、親が買っていて、直接買いに行きなさいと怒られると言う展開になった。
それを13コマに落とし込んで表現して見せたのだった。
この第2回の月曜日配信も大盛況に終わったのだった。
だが、【イェナ】はなかなか良かったと言ってくれたものの、【芳一】としては、オチがいまいちで、課題の残る【13コマ漫画】となったのだった。




