第四章38 【11月16日/初等部4年生活動中】3/ニンジャガールと巫女娘3
【芳一】は、【桔梗】と【瑠璃】とカラオケ店で会うつもりで来ていたら、【金髪の少女】の元【2次眷属】/【6周目】の【選ばれし者】である【宝石】を化身として顕現させる【2体目の御神体】と【ネイル】を化身として顕現させる【2体目の怨魔体】の契約者で、【37作の新格闘ゲーム】を作った【金髪碧眼の超絶美少女くのいち】/【エディス・プルスフィリア】が変装した姿だった。
彼女は恩義ある【金髪の少女】のために、もう1人と【芳一】の身の回りの調査をしていたと言う。
そして、そのもう1人の居ると言う隣の部屋に移ると、【エディス】と同レベルの【金髪碧眼】の【超絶美少女】が日本の【巫女さん】が着る【巫女装束】で現れた。
その姿は上半身の【白衣】に下半身の【緋袴】、上から【千早】を纏っているもののかなり実際のものよりアレンジが加わっていると言える意匠だった。
だが、それが余計、本家よりも神々しさを演出している様にも見えた。
【芳一】が、
「あ、あの君は・・・?」
と尋ねると、その【巫女美少女】は、
「初めまして・・・わたくし、【7周目】の【選ばれし者】に選出された【37作の新RPG】を作り、【聖書】を化身として顕現させる【4体目の御神体】と【辞書】を化身として顕現させる【4体目の怨魔体】の契約者、【金髪の少女】の【元3次眷属】でございます。
【ファリナ・プルスフィリア】と申します。
以後、お見知りおきを」
と言った。
【芳一】がある事に気付いた。
そう、【エディス】と【ファリナ】は2人とも【プルスフィリア】と言う姓なのだ。
「【プルスフィリア?】、君達、姉妹なの?」
と聞くと、
「いいえ。わたくし達は、【金髪の少女】と義姉妹の契りを交わしております。
よって、彼女と同じ【プルスフィリア】姓を名乗っております」
と答えてきた。
「って事は、【金髪の少女】も【プルスフィリア】って姓なの?」
「左様にございます」
「へぇ~、そうなんだ?」
「はい、それでまことに僭越ながら、わたくしが貴方様を占わせていただきたいと思っておりましてご足労願った次第でございます」
「そう言う事。命が惜しかったら素直に応じる事ね」
「【エディス様】、これは脅しではありませんよ。あくまでもお願いです」
「はいはい、解りましたよ。【ファリナ】に任せるわ」
「ありがとうございます。では【芳一様】、こちらへ」
と言う事になり、占ってもらう事になった。
彼女の占いは特殊で、まるで【雪だるま】の様に上下でつながった2つの【水晶玉】を使って、【芳一】を見ると言うものであった。
「貴方様を見させていただきます。
貴方様は、好奇心旺盛で驚くほどポジティブな本質を持っていますね。
複数の音色を同居させる方で、その音色は驚くほどの共鳴をして、更なる音色を作る才能をお持ちです。
失敗を恐れず、どこまでも新たな道を開拓していける方です。
何者にもとらわれることがなく、自由に人生を楽しんでいる方です。
新らしい物事や面白いことなどを常に発見し続ける事が出来る人です。
大きな夢や目標を追い求める人生を歩んでいますね。
目標を達成した時、すぐにまた新たな夢を追い求める事が出来る方です。
貴方様は常に何かを追いかけて行く宿命をお持ちの方でこれで完結と言う事はありません。
次から次へと新たな道を見つけて次の冒険に足を踏み入れる。
そんな人生を歩んでいく方の様です。
貴方様には世の中の風潮を動かす力が備わっていますね。
貴方様が目をつけた物事や興味を抱いたものに世間の人間が感心を示し、その動きの一つひとつが人の心を動かす様です。
最終的には、大きな財産や社会的地位を持つでしょう。
貴方様は、流行に敏感であり、時代の最先端を行くセンスが備わっています。
周りの人達は貴方様の事を羨ましがっていますね。
多くの方達がトレンドを見つけようとしている時、貴方様は既に新しいトレンドの状況を把握していて人に先んじて行動が取れる様です。
先見の明があり、機転も利きます。
正に敵無し。無双状態ですね。
他の誰よりも協調性もあり、柔軟な対応ができる方でもあります。
この方ならば、あの方も・・・」
と言って涙した。
それがお世辞なのかどうかも解らないのに、【芳一】は自分がこっ恥ずかしくなるくらい面と向かってべた褒めされて、顔が真っ赤になった。
言われて居る事はあながち嘘ではないと言える。
【芳一】も【悪徳出版社】と揉めてから結構、占いとか見る様になったが、その占いでも似たような事が書かれていたからだ。
【ファリナ】は【芳一】の本質を見抜いているとも判断する事が出来る占い結果となったのだった。
最後に、
「2人(本物の【桔梗】と【瑠璃】)は無事なんですよね?」
と聞いた【芳一】に対して、【エディス】は、
「問題ないわ。彼女達は今日は仕事中よ」
と言い、【ファリナ】は、
「あの方をよろしくお願いいたします」
と言って去っていった。
そんな感じでちょっと戸惑った日曜日になったのだった。




