第四章36 【11月16日/初等部4年生活動中】1/ニンジャガールと巫女娘1
翌日の【11月16日 日曜日】だが、この日も【芳一】はかり出されることになる。
今週は月曜日から金曜日までは【Kポップスター】の5人との配信。
土曜日は【神娘/雪玲】と【ズィー】とのデート。
と言う事で【2次眷属】ばかりかまっていて狡いとして、【3次眷属】の2人、【桔梗】と【瑠璃】も少しは、かまって欲しいと言ってきたので、2人と出かける事になったのだ。
と言っても彼女達は、アイドルである。
表向き、男と会う訳には行かない。
そこで、いつもの寂れたカラオケ店で待ち合わせという事になった。
今回は、【芳一】は後に来て欲しいとの事だった。
いつもなら【芳一】の方が先に行くので珍しいと思った。
それともう1つ、今回は大事な話があるので【芳一】1人で来て欲しいとの事だった。
つまり、いつもくっついてくる
【唯野 芳果/4体目の御神体】、
【唯野 芳寿/4体目の怨魔体】、
【唯野 美和/リアライズ・イマジナリー・フレンド】、
【フィナレエンデ/七無神】、
【化門】/【抜狐】の【姫都音】、
【化門】/【祟狸】の【譚抜祈】、
の6名にも来るのは遠慮して欲しいと連絡が入っていた。
6名は、なんか怪しいからついて行くと主張したが、【芳一】は、
「人には他の人に聞かれたくない事もあるんだよ。
悪いけど留守番しててよ」
と言って、1人、カラオケ店に行った。
【桔梗】と【瑠璃】の指定した部屋に行くと、2人は既に居た。
【芳一】が、
「ごめん、待った?」
と言うと、
【桔梗】は、
「ううん、そんな事ない・・・」
と答えた。
【瑠璃】は、
「今日は、来てくれてありがとうです・・・」
と言った。
【芳一】は、
「ううん、別に大丈夫だよ。それより大事な用って何かな?」
と聞く。
すると、2人は秋服を脱ぎ始めた。
1枚、また、1枚と。
それを見た【芳一】は、
「ちょちょちょ、何やってんの、2人とも?な、ななななんで脱ぐの?」
と動揺した。
すると、【桔梗】は、
「だって・・・好きだから・・・」
と言い、【瑠璃】も、
「抱いて・・・欲しい・・・」
と言った。
【芳一】は、
「・・・君達、何者だ?」
と聞いた。
【芳一】は2人の行動が怪しいと思った。
なぜならば、【桔梗】と【瑠璃】はお互い恋愛関係にある事は【芳一】も知っていた。
だから、尊敬の念はあっても2人が異性に対して恋心を持つ事は無いと思っていたのだ。
だから、この【桔梗】と【瑠璃】は、もの凄く似ていても、真っ赤な偽者だと言う事が解った。
【桔梗?】は、
「さすが・・・よく見ている・・・と言いたいけど・・・」
と言い、【瑠璃?】が、【芳一】の背後に回り、小刀をのど元に突きつけ、
「1人で来るなんて平和ボケニッポンっぽいね。今までに6回は殺すチャンスあったよジャパニーズ」
と言った。
【芳一】は、
「こ、殺し屋?」
と言うと、【瑠璃?】は、
「違うね。私は殺し屋じゃない。ニンジャガールね。
くのいちってやつね。
私は、USAの人間だけど、心はジャパニーズね。
初めまして【唯野 芳一】、逢いたかったわ」
と言った。
それに合わせて【桔梗?】はがしゃんと音を立て床に倒れた。
と言うより、【桔梗?】だったものは【傀儡人形】であり、【瑠璃?】が操っていた様だ。
つまり、1人で2人を演じていたと言う事である。
変装術の見事さといい、ニンジャガールというのもあながち嘘ではない様に思えたのだった。




