第四章30 【11月15日/初等部4年生活動中】6/ウィズミートゥギャザーでデート?6
【フィナレエンデ】、【ズィー】、【神娘/雪玲】の前世の体験を見てきたが、この【アトラクション】の締めくくりはやはり主人公の【芳一】の前世を覗いて終わりにしようと思う。
【芳一】の前世は、【リア】と言い、【この世界】の人間では無く、【異世界】に居る存在だった。
本来であれば、そこへ【芳一】ぜ前世の姿でダイブする所なのだが、どうやら、何かしらの【ロック】がかかっているのか【芳一】を前世の【異世界】/【全知全能界アンサワルド】に送ることが出来なかった。
【全知全能界アンサワルド】は、【芳一】の前世、【リア】の死亡により、【総謎超想果ミステアルティ】の侵食を受け、世界の維持が出来なくなり、消失したと言う可能性もある。
存在しない状態となった【異世界】/【前世】には、送ることが出来ない。
また、そうではない別の理由かも知れない。
結局の所、理由はわからないが、前世に送れなかった【芳一】に対して、【アトラクション】/【リインカーネーション】は、来世に送ることにした。
来世と言っても現在を生きる【芳一】の来世は確定していない。
彼が死んで、初めて、次の【生】を得る来世が決まるのだ。
一応、来世と仮定されているものは存在するが、【芳一】や他の存在のこれからの行動で【未来】は千変万化する。
例えば、【A太郎】と【B子】が結婚して、【C介】と言う子供が誕生する未来があったとして、本来の歴史では結婚するはずの【A太郎】か【B子】が未来を改変する力を持った何者かに殺されるなどした場合、【C介】が誕生する未来は存在しなくなる。
そのため、【未来の世界】は曖昧な状態なのだ。
つまり、ただでさえ曖昧な未来に対して、【芳一】の来世も確定されていないのだ。
【芳一】を例に挙げれば、仮に150年後に【転生】する未来が待っていたとしても、【芳一】が科学の進歩や覇者になった事などで150年先まで生きていれば、【芳一】の来世は変わると言う事になると言うことである。
なので、あくまでも無限にある可能性の1つとしてある未来の世界へ、【芳一】は【来世】の身体の予定の姿で、立ちつくしていた。
【芳一】の【来世?】での名前は、【ヴェルシェ・ルゥク】?と言うらしい。
何国人かは解らない。
いや、そもそも人間かどうかも怪しい。
また、現世から何年後なのかも解らない。
この地が日本・・・いや、地球かどうかも解らない。
月や火星をテラフォーミングしたものかも知れないし、全く別の星かも知れない。
何故解らない事が多いか?
それは、飛ばされた現状がヴァーチャルゲームか何かなのか解らないが、肉体と精神を分離させられた状態で、むき出しの精神が、アバターの様なものの中に入り込んでいる状態だった。
どうやら、自分の身体を取り戻すための【ミッション】をやらされているらしく見た目のギャップに【芳一/ヴェルシェ・ルゥク】は、
「ここは何処だ・・・」
とつぶやいた。
するとそれに反応するかの様に、【ウィズミートゥギャザー】の【アトラクション】/【リインカーネーション】のモデルになった少女、【アウローラ・シヴォリ】(イタリア女性風キャラクター)による天の声として、
『申し訳ございません。
【唯野 芳一様】の【前世】にアクセス出来ませんでした。
代わりにあなた様の【来世】となる予定の【世界】にアクセスさせていただきました。
あなた様が現在存在している【世界】は、【人間】が誕生する時、自由に自分の身体をカスタマイズする手続きのサインを両親がすると、思春期を迎えた時に、好きな【身体】に変更出来るというルールがまかり通っている【世界】となります。
この時代の世界では、必ずしも家族で血がつながっていると言う必要は無いと言う事になっています。
両親の血を継がなくても、両親から生まれたと言う事実を登録申請していれば、思春期になった時に、なりたい身体に変更出来ると言うものになっています。
あなた様は、現在、思春期を迎えた状態であり、新しい身体を得るために、マインドレッスンという授業を受けている所の様でございます』
と言ってきた。
【芳一】は、
「え?どぉ言う事?ちょっと怖いんですけど・・・」
と不安を口にした。
天の声は、
『ご安心ください。【前世】の場合では行動しだいで【現世】は変わってしまいますが、【来世】は、あくまでも【可能性】の1つに過ぎません。
基本的にどのような結果に終わっても、【現世】に戻れます。
注意していただきたいのは、【存在の消滅】など不確定要素は、絶対に避けてください。
そうなりますと、本当に消えてしまいますのでご注意下さい。
それ以外であれば例え殺されようとも、【現世】に戻れますのでご安心ください』
と返してきた。
「さらっと怖い事、言わないでください」
『では【来世】での体験をお楽しみください』
「怖い、怖い、怖い、怖いって・・・」
『・・・・・・』
「怖いから黙らないで」
と言うやりとりとなったのだった。




