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都立夢異世界部活学校(とりつゆめいせかいぶかつがっこう)/第4章  作者: 羽絶 与鎮果(うだち よしずか)
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第四章29 【11月15日/初等部4年生活動中】5/ウィズミートゥギャザーでデート?5

 【ズィー】の前世、【氷竜】は、【神娘/雪玲】の前世、【氷水】と結婚するために、2人で不可能任務とされるとある【組織】のトップ達の暗殺任務を遂行する事になった。

 その【組織】の名前は、【ゼロマイナス】。

 噂では【人外】で構成された組織だとされ、いくら強くても人間では勝てないと言われていて不可能任務とされていたものだった。

 組織のトップ、つまり幹部の数は、19人。

 2人で協力して、暗殺をしている途中で、2人は顔を見合わせ、

「お前?ひょっとして【ズィー】か?」

「君、もしかして【神娘ちゃん】なの?」

 と言った。

 【氷水】はこの時代で、【神娘】と言われているので問題ない言葉だったが、【ズィー】とは【氷竜】の来世での名前のニックネームなのでこの時代の名前では無い。

 だが、それでもお互いが、【ズィー】と【神娘/雪玲】の前世であるという事をその時、初めて確信した。

 確信したきっかけは、暗殺技術が、【ズィー】と【神娘/雪玲】の格闘スタイルにそれぞれ酷似していたため、まさかとは思いつつ、確認したいと思った2人の口から言葉が出たのだ。

 【ズィー】と【神娘/雪玲】は【芳一】とデート中だったはず。

 それが、【ウィズミートゥギャザー】の【アトラクション】を体験していると思ったら、【前世】に飛ばされて、意外な運命をお互い感じ取ったのだった。

 【神娘/氷水】/【神娘/雪玲】と【氷竜】/【ズィー】はお互いの正体を意識しあったが、今更、この【前世】での暗殺任務を止める訳には行かない。

 ここは敵の組織のど真ん中。

 やりたくないと思っても生きて帰るには最後まで、任務を全うするしかない。

 だが、彼女達の記憶が確かなら、この後、2人は殺し合う事になる。

 身体を2人とも【エイリアン】に乗っ取られるのだ。

 それで2人の身体を乗っ取った【エイリアン】達がその身体で殺し合う。

 2人は来世で一緒になろうと誓って息絶えると言う結末が待っている。

 だが、展開が解っていれば、対処の取りようがある。

 前世でのリベンジをしてやろうと2人は顔を見合わせ、やる気を出した。

 だが、その時、

『おめでとうございます。それであなた方が敵を倒せれば、その後の未来は変わります。

 あなた方は別の形で出逢い、結ばれる事でしょう』

 と言う声が響いた。

 どうやら【ウィズミートゥギャザー】の【アトラクション】/【リインカーネーション(輪廻転生)】のモデルになった少女、【アウローラ(AURORA)シヴォリ(SIVORI)】(イタリア女性風キャラクター)による天の声の様だ。

 どうやら、前世で自分達を殺した【エイリアン】を倒せれば、2人の今世は変更されると言うことになるらしい。

 これは願っても居ない事だ・・・とは素直に認められれば良いのだが、【エイリアン】を倒し、未来が変わってしまったら【芳一】達との出逢いも無くなってしまうかも知れない。

 その事実が2人に突きつけられたのだった。

 悩んだ末、2人が出した結論は、

「仕方ないね・・・」

「そうだね・・・でも何発かは入れておこう。悔しいから・・・」

 と言った。

 彼女達が出した結論・・・それは、従来の歴史通り、自分達が【エイリアン】に身体を乗っ取られ殺されると言う運命を受け入れると言うものだった。

 殺される事が解っていながら、それを受け入れると言うのは相当な胆力でもある。

 だが、ただでやられるつもりはない。

 乗っ取られる前に、【エイリアン】を殺さない様に出来るだけ、殴り、苦し紛れに身体を乗っ取りに来た【エイリアン】が自分達の身体に対して何かやった時、(乗っ取るための何か)乗っ取られた2人はそのまま自決する事で、【エイリアン】に乗っ取られて殺されたと言う事実をでっち上げる事にした。

 それには乗っ取られる瞬間に、お互いの身体を突き刺し、共に死ぬと言う覚悟が居る。

 それが出来る2人は、相当な精神力があると言えるだろう。

 2人は歴史をなぞり、そして、現世に戻ってきた。

 戻った後、2人は顔を見合わせて、

「・・・お前、少し見直したよ・・・」

「ありがと・・・愛してるっす【神娘ちゃん】、自分、男になることを目指すんでよろしくっす」

「期待しないで待つね。私がときめく物は作れないだろから、お前、私より強くなるね。

 言っとくけど、そんなに待たないね。

 早くしないと【ほーいち】と結婚するね」

「解ったっす、【師匠】に取られない様に精進するっす」

 と言った。

 前世体験を経て2人の少女の関係が微妙な雰囲気になったのだった。

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