第四章18 【11月11日/初等部4年生活動中】2/【配信/11月第3週火曜日】2
【ナユン】が担当する【数ページ(一桁ページ)小説】の第一作目として、【芳一】は彼女から提示された7つの【キーワード】、
【キャット】、
【ドッグ】、
【モンキー】、
【ぬいぐるみ】、
【ラブコメ】、
【義兄妹】、
【ジェネレーションギャップ】、
を使った【短編小説】を作って、【ナユン】に渡した。
正直、要素が多くて、短くするのが大変だったが、上手く物語として昇華させたと言えるだろう。
その内容は、
主人公の女の子【花華】は15歳離れた年上の男性【誠司】の事が大好きだが、年が離れており、会話も【ジェネレーションギャップ】があり、あまり成立しない。
そのため、【誠司】にとっては【花華】は妹の様な存在であり、恋愛対象にはなっていなかった。
そんな【花華】は、【犬】と【猫】と【猿】の【ぬいぐるみ】を大事にしていた。
ある時、3体のぬいぐるみに【恋の悩み】を何気なく伝えた所、【ぬいぐるみ】が動き出した。
大好きな【花華】のために、【誠司】と【花華】が結ばれる様に協力したいと言ってきた。
イメージからすると鬼退治に【犬】、【雉】、【猿】を連れた【桃太郎】の様な感じだが、これは【ラブコメ】なので、ちょっとコミカルな要素も入っている。
【犬】、【猿】、【雉】が鬼退治に成功したイメージで【犬】、【猫】、【猿】をお供にしていたのだが、【犬】と【猿】は【犬猿の仲】と言われるくらい仲が悪く足を引っ張り合う。
【猫】も気まぐれに行動するので、【花華】のためと言いながら、彼女を【ぬいぐるみ】達が振り回すのである。
そんな感じで、【花華】と3体の【ぬいぐるみ】はちぐはぐな行動を取っていくので、【誠司】との恋愛関係が全然上手く行かない。
一方、【誠司】の方は、コミカルな動きをする【花華】達を本当にカワイイと思うのだが、小さな子をカワイイと思う様な感じになっている。
そんな感じでなかなか意中の相手の【誠司】には恋愛対象として見て貰えないでちょっとモヤモヤするが、健気に3体の【ぬいぐるみ】と不器用ながらに協力して必死にアピールする姿がいじらしく可愛らしく表現された8ページ小説として出来上がったのだった。
これを読み返した【ナユン】は、
「これ、良いね。キュンキュンする。
凄いね、ちゃんとラブコメだし、キーワードが全部入っている」
と言った。
【芳一】は、
「うん。ありがとう。だけど、ちょっと言わせてもらうとキーワードが少し多いからもう少し減らしてもらえると作りやすいね。多くても5つくらいにしてくれない?」
と注文をつけたのだった。
こうして、第一作の【花華のラブストーリー】は配信で大好評となったのだった。
これは、【ナユン】が作っていると思っているから受けているのであって、【芳一】が作ったと知ったら反応はどうなんだろう?と思ったのだった。




