右手にある片想い
片想いは辛いですが、楽しいですし、幸せです
それがいつもハッピーエンドとは限らないけど
好きだ
その気持ちに気づくのは以外にも早かった
それ以上に僕は君にこんな感情を抱いたことに驚いた
自覚してからは君と話すのがなんとなく恥ずかしくって 意識しちゃって
そんなんだから君と話すことを無意識に避けてしまった
そうしていくうちに君は僕から離れていってしまった
その場所には僕がいるはずだ どうして僕じゃないんだ
どうしてその人なの 意味のない嫉妬をして僕は苦しくなった
だけど君は唐突に僕のところに来た 頼ったんだ
僕はうれしくて思わず本音をこぼしてしまったんだ
これからもっと僕のところに来てくれるんだね 君の隣を歩いていいんだね
君にもっと近づいていいんだね
君を一番理解してる親友でいたかった 君の特別で痛かった
そうしたら君は僕のものになってくれると思った 離れられなくなると思った
でも僕が君を裏切った
そして君に嫌われたくなくて何も言えなかった 言えなくなった 言わなかった
君が好きな気持ちと彼を好きな気持ち
君への罪悪感と彼への罪悪感
積もって積もって積もって 僕は君と彼から逃げ出した
君への気持ちも伝えられず 君を裏切ったことも言えず
何もかも君に嫌われたくなかったから
僕は弱くて 狡くて 臆病で 卑怯で 最低だったんだ
僕は我儘にも君に嫌われたくないと願ってしまった
本当は君を好きでいる資格なんてないから
君への片想いを手放してあきらめるよ
そうしていくうちに君の記憶から僕なんて忘れて幸せに生きてほしい
僕は忘れられないけど君への気持ちは忘れてやるさ
これが僕なりのケジメ
好きだったよ 僕の初恋の君
両手に抱えた片想いの一つです
両手がふさがって罪悪感で首が絞められて、引きはがせなくなったので手放しました
虚無感でしばらくは心が辛いですが、空いた穴はふさげるので思っている以上は辛くないです
