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壊れた"神"  作者: てふ
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妹の天啓

教会に向かう2人。儀式は2人だけじゃなく、王都に住んでいる12歳になる子供皆が集まって一斉に儀式を行うので教会前には沢山の子供たちが並んでいる。


「飾り付けすごっ...さすがは中央協会だね」

「ふわぁー...」


いつもは質素端正な雰囲気の教会も大事な儀式であるので豪華な飾り付けがされている。教皇が祭壇に登る。


「皆様。ご成人、誠におめでとうございます。これより、成人の儀を始めさせていただきます。まずは、主に祈りを捧げ...」


成人を祝い、今後の人生が上手くいくように祈祷を行う。成人の儀は着々と進み、天啓授与の儀に移る。


「それでは、これより天啓授与の儀に移らせていただきます。右の方から順に祭壇の上におあがりください。」


授与も進んでいき、皆それぞれ喜んだり、悲しんだりと様々な反応を見せる。次はグレイスの番のようだ。グレイスが神像の前で手を合わせ、教皇が祈りを捧げる。グレイスの頭上に七色の光がやってきて、回り始める。辺りがざわめく。


「こんなのは今まで見たことないぞ...」

「さすがは子爵様のご令嬢だ!」


そんな声がアーロンの耳に入る。かなりレアな状況のようだ、とアーロンも認識し、妹の儀式の結果を待つ。七色の光がグレイスの体に入っていく。教皇が言う。


「静粛に。グレイス嬢は天啓”全属性適正”を入手されたようです。この天啓は10年振りに出た、かなり貴重な天啓です。魔法を扱うクラスなら何だってなれるでしょう。今後のグレイス嬢に主の加護がありますように。」


グレイスが列に戻ってくる。見るに、かなり嬉しそうだが、さすがに儀式の途中と言う事で抑え込んでいるようだ。


「やった!かなりいい、いや、めっちゃいい天啓だった!うれしい!」

「よかったね。魔法の練習、頑張りなよ!」

「うん!」

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