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第89話 番外編1 キャラクター紹介1

●タケオ・フォマルハウト(15)178センチ、55キロ 瞳の色は本来紅。

 本作の主人公。豊葦原学院中等部三年生。

 父親は異世界屈指の実力者、龍神であり、母は吸血鬼でありながら世界的企業カーネーションを一代で起ち上げた企業人。それと同時に父と母はかつて地球を救った異世界英雄と地球英雄でもある。

 普段は黒髪のウィッグと分厚い瓶底眼鏡(伊達)を着用し、学校で一番の残念ハーフと噂されているが、実際は違う。

 母親譲りの女性顔であり、かなりの美形。母の代から親交があるとあるハリウッド女優からは、ぜひ女優(何故か女優限定)を目指してみないかと何度も誘いを受けている。だが本人はそんな自分の顔にコンプレックスを抱いており、小学生に上がる前には自分を偽るようになってしまった。

 5歳の頃に母親を亡くし、以降を母親の部下だったベゴニアに育てられる。ビューティカンパニーであるカーネーションの仕事には大きな興味を抱いており、母親亡き後、カリスマを失い静かに衰退し始めたカーネーションのことを憂いていた。

 14歳のときにベゴニアから請われる形でカーネーションの顔である『カーミラ』になって欲しい持ちかけられ、最初は反発するも、ベゴニアの苦労を間近で見ていたタケオは一人暮らしを条件に了承。一年間、企業経営の帝王学を学び、自社製品を学び、メイク術や女性の所作を学び、厳しいダイエットとトレーニングを経て『カーミラ』としてカーネーション四代目会長へと就任した。

 幼い頃から地球で暮らし、異世界に暮らす父とは一度も会ったことがない……と本人は思い込んでいたが、実は幼少期に何度か会ったことがある。だが事故の後遺症で5歳より以前の記憶は消えてしまった。

 父親の龍神のことは嫌っている。父親は異世界で暮らし、自分や母を放っておくような屑だから……とタケオは言うが、実はそれは経済的に自立をしていたカーミラが一緒に暮すことを望まなかったから。龍神は自分なりにタケオのことを常に気にかけていた。

 困っている人間を見捨てられず、つい首を突っ込んでしまうという宿痾を持っており、愛理に呆れられている。経営が厳しくなっていたカーネーションを救うため一念発起したり、自殺しようとしていた瑠依を助けたり、トラブルを抱えたエウローラを放っておけず、困っている商店街や異世界事業を救済しようとマクマティカーズまで結成してしまったりと、彼の行いは周囲を巻き込み、どんどん大きなものへと変化していく。

 アレスティア、瑠依、エウローラは少し気になる女の子だが、大事な妹であると認識し、愛理に至っては妹というより娘に近い愛情を持っている。


●黒森瑠依 くろもりるい(15)魔法世界換算では16歳 152センチ44キロ(以前は30キロ後半だった)瞳の色は赤。

 タケオによって救われ、その運命を大きく変えることとなった異世界難民の少女。本名はルイス・ヴァレリア。大きな猫耳と赤毛、小さな尻尾が特徴的なとても愛らしい少女。

 獣人種赤猫族じゅうじんしゅせきびょうぞくの少女だったが、大災害に伴う時空転移現象により、まだ生まれて間もない時分に地球へと偶然やってきてしまった。瑠依を拾ったのは田舎に住む老婆であり、頭に大きな猫耳があったため、人間ではなく妖怪、化け猫の子どもだと誤解される。以降人間のフリをして生きるよう徹底的に躾けられる(ボサボサの黒髪ウィッグを着用して猫耳を隠し、学校の体育はすべて見学など)。

 祖母が亡くなり、祖母の娘である叔母(戸籍上は姉)の家に引き取られ、ど田舎から都内へと引っ越してくる。元々瑠依に感心のなかった叔母は、必要最低限以外のことを瑠依にするつもりはなく、瑠依もまた迷惑はかけられないと思い込み、自分がネグレクトされているという自覚すらなかった。母屋に住まず、庭にある小さな物置小屋で浮浪者同然の生活を送っていたことで栄養状態と衛生状態が極めて悪くなり、それが原因でクラスでイジメに遭う。家にも学校にも居場所を無くした瑠依は祖母に会いたい一心で自殺をしかけるが、既のところでタケオに救われる。

 タケオの実家であるフォマルハウト家に保護された瑠依は、そこで約一月に渡る『健康になるため』の食事や運動を指導され、見事5キロの体重増と筋肉増量に成功。見た目もタケオの指導の元、地毛と素顔を生かしたものに変え、見事学校でセカンドデビューを果たす。以降はそのあまりにも可愛すぎる容姿に彼女のファンが急増しているとか。

 性格は引っ込み思案で自分に自信がなく、他者を押しのけて積極的に意見を言うことができない……という典型的な陰キャのそれだったが、タケオくんが、タケオくんなら、タケオくんの……と恩人であるタケオを精神的支柱とすることで自分を奮起させるという独自のロジックを構築し、何事にも積極的になりつつある。


●御堂愛理 みどうあいり(10)140センチ、32キロ 瞳の色は黒に薄い紫が散っている。

 タケオの腹違いの妹。日本四大財閥にして、最も古い歴史を持つ御堂財閥の現当主、御堂百理を母親に持つお嬢様。霊能力者であり、その能力は御堂の歴史でも一番と評されるほど。日本神道と陰陽道をミックスさせたオリジナルの呪術を用いる。

 タケオのことをお兄様と呼び慕い、彼に近づく女性を威嚇したり、兄に見知らぬ女の影があればそれを追求したりするなどヤンデレの素養がある。

 父親はタケオと同様に異世界の龍神であり、幼い頃から頻繁に会っている。だが龍神のことは父親というよりも母親の男……という認識であり、タケオの方にこそ父性を感じている。

 というのもカーミラを亡くして塞ぎ込んでいたタケオに、百理とベゴニアは半ば強制する形で生まれたばかりの愛理の世話をさせており、自分がいなければ死んでしまう赤ん坊を死なせないために行動することで、タケオは心を回復させた経緯があった。そのため、愛理にとってタケオは兄であり父親でもあり、そして母親を亡くして辛かったのに自分を愛し守ってくれた男性として、もう私にはこのヒトしかいない……という状態にまで達してしまっている。ある意味攻略済みヒロイン。

 豊葦原学院初等部に通っており、そこでは御堂の末席も末席と自分の身分を偽っている。


●アレスティア・エンペドクレス(14)魔法世界換算では15歳 151センチ 42キロ 瞳の色は翡翠色。

 金糸のような髪と透けるような白い肌、そして同年代にしてはかなりのプロポーションをしている。

 龍神と稀代の精霊魔法使いアリスト=セレスを両親に持つ精霊魔法使いの卵。四大魔素の属性は水精(ナイアス)。生まれつき精霊の加護がついており、精霊獣ルルとして発現している。魔法世界(マクマティカ)ヒルベルト大陸龍神族領ダフトン市出身。

 母親がハーフエルフであり、アレスティアはエルフのクォーターである。普通の人間より少しだけ耳が長く尖っている。好きなヒトに耳を触られるとイケない気持ちになってしまう。

 幼い頃から地球に慣れ親しんだ異世界人で、日本のことを第二の故郷だと思っている。生粋の姉御肌で、妹であるエウローラのことを心から大切に思っており、本当は荘厳荘でもエウローラと同じ部屋に住みたかったがために、部屋の壁をぶち抜いてしまうなど、少々慎みと常識に欠けるところがある。最近瑠依のことも妹扱いするようになった。

 母と姉がおり、どちらとも魔法世界(マクマティカ)では優れた水精の精霊魔法使いであり、治癒魔法師でもあるため、自分も将来治癒魔法師になりたいと考えている。

 実は母親よりも姉に似ており、プロポーションなどは母がぺったんこなのに対して、姉は成長した姿がとても魅力的で、アレスティアもどちらかと言えば姉寄りの体型をしている。

 幼い頃、まだ存命だったカーミラ、そして幼いタケオと会っており、その時に一緒に遊んだ記憶は彼女の中では決して色褪せることのない思い出として輝いている。

 その直後にカーミラが亡くなり、タケオも瀕死の重傷を負ったことを父親から聞き、急ぎ地球に駆けつけたい旨を伝えるも、父の判断で会わせてはもらえなかった。

 カーミラと父親との間でタケオとの結婚の話がされていたことを内心では喜び、エウローラも誘う形で地球行きを決意する。成長したタケオはどれほどカッコいい男になっているのかと期待していたが、自分を偽って生きているため、少々幻滅する。だが、デートのときに見せた完璧な美貌と優しさにより、かつて抱いた淡い恋心が明確な恋へと変化し、以降タケオのことを恋人兼将来の夫として意識するようになる。


●エウローラ・エンペドクレス(14)魔法世界換算では15歳 149センチ 40キロ 瞳の色は琥珀色。

 キラキラと輝く銀色の髪、そして滑らかな褐色の肌をしている。プロポーションに関しては平均的。

 龍神と稀代の精霊魔法使いエアスト=リアスを両親に持つ精霊魔法使いの卵。四大魔素の属性は風精(ウィンダム)。生まれつき精霊の加護がついており、精霊獣ピピとして発現している。魔法世界(マクマティカ)ヒルベルト大陸龍神族領ダフトン市出身。

 母親は魔族種魔人族出身で、精霊魔法使いであると同時に魔法世界(マクマティカ)に地球の料理を持ち込んだ料理人としても有名。ただエウローラ自身は全く料理ができない。理由は自分が作るよりお母さんの料理を食べるほうが美味しいから。

 幼い頃から地球文化に慣れ親しみ、着々とオタクの道を歩んできた。特に魔法少女ピュアツインズの熱狂的なファンであり、地球に住む祖父母にアニメの録画を頼み、地球に来た際にはまとめて一気見していたりする。なので祖父母の家にはエウローラのオタグッズが置いてあったりする。

 性格は意外と冷静沈着というか、いい意味で客観的、悪く言えば冷めている部分もあり、アレスティアがお姉さん風を吹かすのを、保護者の目線で黙認して妹を演じている。また、地球に来た理由も最初は、アレスティアが心配だったのと、兄と結婚すれば地球に居住権が持てるので、魔法少女のモデルになった日本に居続けることができる……という打算も働いていた。

 魔法少女になりたいという願望を幼い頃から持ち続け、自身が風の魔法を使い、空を自在に飛べる希少な存在であることから、もう魔法少女になるしかないと思い込み、コスプレをして十王寺町の夜の街を散歩していた。その過程で反異世界同盟に目をつけられ、それが大きなトラブルへと発展してしまう。

 自分の不用意な行動が恩人に迷惑をかける結果となり、しかし異世界人である自分には助けることができないという辛い立場に置かれ、一瞬心が『憎の意志力』に染まりかけるが、アリスの導きにより『愛の意志力』が溢れるアマァーカス家に保護されることで今一度自分を見つめ直す機会を得る。その後やってきた兄タケオに助けを求め、自らが迷惑をかけてしまったヒトを助ける意味でも二代目交流大使となることを決意。オタク道にも通じるアイドルという仕事を全力でこなす。

 タケオへの好意が明確な形になった瞬間、タケオ=カーミラの図式を完全に見抜き、半ばいたずらを仕掛けるようにタケオの正体を見抜き、以降彼を最愛のヒトとして慕うようになる。


●カーミラ・カーネーション 706歳(故人)

 地球英雄。大災害時に多くの人命を救った英雄。

 北欧で発生した吸血鬼の神祖にして、フォマルハウト家の生き残り。自分の長過ぎる生に飽きたあと、面白おかしく生きることを決意した享楽家。第二次世界大戦時に日本へとやってきて、なにもない焼け野原で商売を始める。やがて大きな企業へと成長し、日本の高度経済成長期を下支えするほどに。

 カーネーションは初代カーミラが会長になって以来、ずっとカーネーション一族の娘が会長職を引き継ぐことになっている……が、実際はカーミラ本人が吸血鬼の長命を利用してずーっとワンマン経営を続けており、社会的に不老であることがバレないように、たまに養子の少女を影武者に立てたりして三代目まで歴任した。

 御堂財閥の百理とはかつては犬猿の仲だったが、地球へと渡ってきた龍神との邂逅により、よきライバルとなり、大災害を共に戦ってからは無二の親友同士になる。

 龍神の童貞を奪っており、多分にそれは不死性が低下した龍神を助けるため、自分の生命力を分け与えるための逢瀬だったが、その一発が見事に当たって妊娠。まさか吸血鬼の自分が母になるとは思ってなかった……とは本人の談。

 龍神には自分よりも、エアリスやセーレスのことを大事にして欲しかったことから、出産後は一人で育てる決意をし、龍神にもそう伝える。

 タケオが5歳のときに、とある事情から龍神へ息子の保護を相談している。だがその直後事故という形で命を散らすことに。それでも息子だけは最後まで守りきった。


●ベゴニア・カーネーション(117)

 地球英雄。大災害時先陣を切って日本防衛に尽力する。

 カーミラが日本に来て初めて眷属にした女性。ロシア人と日本人のハーフ。東京大空襲の当日に死にかけていたのを、カーミラが眷属にすることで命を救う。以降は彼女の秘書兼ボディガードとして常に傍らに置かれる。

 元々、能力はあるが要領が悪く、カーミラから暇をだされる。そのときに龍神と出会い、彼を弟子としたことで精神的に成長し、以降はカーミラの良き遊び相手として重宝されることになる。

 カーミラ亡き後はタケオの育ての母として振る舞い、ときに厳しく、ときに優しく彼を導いてきた。だが、その一方で、カーミラの代わりとなってカーネーションを守っていくことに限界を感じており、苦渋の決断としてタケオに女装してカーミラ会長になってほしいとオファーする。

 長年培ってきた企業人としての帝王学をタケオへと叩き込み、メイク術、鍛錬方法、武術の指導にあたり、一年で彼を完璧なカーミラにする。

 現在は世界中のカーネーション支社を飛び回る忙しい毎日を送っている。


●衣笠アリス(19)

 メイド。母親。初代交流大使。

 母性的でとても魅惑的なプロポーションをした女性。秋の空のような薄い蒼色の髪と瞳をしている。

 旧姓アリス・エル・エブロス。第七特殊事業第一弾として地球へとやってきた魔法世界(マクマティカ)出身のヒト種族であり、元貴族のお姫様。

 最初は料理はおろか、フォークより重いものを持ったことがないほどの箱入り娘だったが、今の旦那様のことが好きになってからは努力を重ね、家事全般をこなせるようになった。特に料理の腕前はプロ級で、和洋中と様々な料理を作ることができる。

 初代交流大使として異世界と地球の交流に尽力するが、現在は引退し、一時の母となっている。

 一人息子である織人を溺愛しており、現在は旦那の実家に身を寄せながら子育てをし、さらにフォマルハウト家の雇われハウスキーパーとして働いている。主であるタケオが荘厳荘に住むようになってからは通勤が便利になった。


●龍神様

 魔族種龍神族の王。別名異世界の魔王。

 魔族種根源27貴族龍神族の王であり、二代目龍神からその力のすべてを継承した適合者。三代目龍神。元人間で日本人。

 16年前地球で起こった大災害に決着を着けた本物の英雄であり、今なお語り継がれる勇者。

 ヒルベルト大陸、龍神族領を治め、様々な改革を行い、自身の膝下であるダフトン市をヒルベルト一の大都会にまで発展させる。

 その一方で様々な女性から想いを寄せられるプレイボーイ的な一面も持っており、正式な妻だけでも三人おり、側室的な愛人が複数、さらに現地妻としてカーミラや百理がいる。

 16年前の大災害以降も地球と交流を持ち続け、それを発展させて第七特殊事業を起こした立役者の一人でもある。

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