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《決戦前夜》



「&<~/■■■□§/■仝<:」


 大口を開けて、間抜けな様で吠えたてる犬の悪魔に、なんの反応も示さず、虫の王妃《毒虫姫》は歩みを進める。


 進む大地は、つい先日の砂漠とは違い、煮えたぎるマグマが吹き出す火山地帯。



 とぐろを巻くマグマの明かりに、毒虫姫の巨大な体が照らされて、赤黒い岩の背景に漆黒の鎧が浮かび上がる。


「&□/□&■!」


歩む···ただそれだけで、足元の犬の群れは、尻尾を後ろ足に挟んで、怯えた様子で後ずさる。


 そんなものなら、最初から吠え立てねばよいのに。────毒虫姫はそんな事を考えながら、歩みを進める。

····最強を決める為に。



進路はとうに決まっている。

羽化の時は近い。





毒虫姫の進む遥か遠く、魔石煌めく鍾乳洞の奥地で、太く重く、恐ろしい咆哮が轟く。


 迫り来る敵を察知して、《獣の王》は眼を光らせた····。









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