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18 隣の死


腹が痛い····


土の強い匂いが鼻を突く


俺は····生きているのか?


『ステータスオープン···』


==========

ステータス〔簡易〕


モルバルクLv23

HP 6/200

MP189/230

==========


1桁か····。

なんとか命を繋いだらしい····。

それにしても鹿は何で俺を殺さなかったんだ?


その答えは直ぐに見つかった



···少し離れた場所に、バラバラになった鹿の細い足が1本落ちていた。

血まみれで·····


よく見ると、周囲の地面にできた水たまりは赤く染まっているし、その近くには鹿の毛らしき物が土に塗れている。


それらの物的証拠全てが、鹿が襲われて食べられた事を意味していた。


あの鹿より強いがいる·····


·····。


きっと俺は、そのかに気づかれなかったのだ。

もしくはサイズ的に腹の足しにもならないと判断されたかのどっちかだ。


·····。


今までずっと、俺は心の底で油断していた。

理屈では分かっていても、どこかでゲームと同じように上手くいくと思っていた。


·····本当にそうか?


これは現実だ。

前世と同じように·····。

どうしようもない現実。


····死んでも、生き返れない。


残機はゼロだし、コンテニューも無い。

死ぬということはすなわち····


もう二度とレベリングが出来なくなる事を示している。

決めた、俺は絶対に死なない。


ゆっくりと立ち上がる


その少しの振動が、傷だらけの体に響く


あぁ痛てぇ·····。

·····でも、生きてる。


背中に付いた乾いた泥が剥がれて落ちる


さぁ、出発だ。



鹿のステータスはこんな


===========

ステータス


スラッシュディアー♂

名前【なし】

Lv42(進化可能Lv60)(MAXLv80)


HP1020

MP760

素早さ1200

攻撃力640

防御力720

魔攻撃650

魔防御860


スキル

アントラーカッターLv7

鋭化Lv6

足刀Lv4

忍び足Lv7


パッシブスキル

・地獄森の住人

・防寒

・威圧Lv2

・疾走Lv3


============


スラッシュディアー・・・地獄の森、《ロウワァー大森林》等の広い森に多く生息している。雄の角は立派で、毛皮も有用性が高い。雌は大人しいが雄は縄張りを持ち、そこに入る者は容赦なく攻撃を加える。あと2回進化すると上級悪魔になれる。


アントラーカッター・・・角から斬撃を放つ。


鋭化・・・体の一部を刃物状に変化させる。


足刀・・・足を刃物状に変化させる。


忍び足・・・足音を出さずに歩く事が出来る。


地獄森の住人・・・地獄の森に住む者が得る称号。


防寒・・・冬でもあったか····セール中。


威圧・・・威圧する。自身より弱い者のみに効果が出る。


疾走・・・長距離を走れば走るほど速度が上がる。



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