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13 抉る斬撃


可哀想な牛の下半身を食べ終えたデーモンフィッシュが岩陰から体を出していた俺を見下ろす。


俺の全身よりも大きい眼球と牙が、荒野の干からびた光を反射する


うん···これやばくない?

ガッツリ目が合ってるね。

まぁ15メートルは離れてるし、陸だから流石にここまでは来られn·····。


隠れている岩の中央部分···俺のすぐ横が消し飛ぶ



·····ほぇ?


デーモンフィッシュが開いた口に、青い何かが集まる

それはやがて小さな1つの球体となって·····


あぁぁ!?やばいやばいよアレは!

絶対アレじゃん!ビームじゃん!!

口からビームだよ!口からビーム!


·····いいなぁ。


なんて考えながら岩陰から岩陰へと隠れる


さっきまで隠れていた岩が片っ端から消し飛んでいく·····。


ビームが早すぎて見えない···。

こうなったら·····近づくしかない!


岩陰から飛び出して走る


牙に囲まれた球体が弾ける


来た!避けろぉぉー!

全軍退避ぃぃ!!


パッシブスキル ランナーLv1 のお陰か、体が軽い。

·····気がする。


1発目の口からビームをギリギリで避けながらジグザグに走る


たった数メートルの距離がやけに遠く感じる。

自分の足の遅さが恨めしい·····。


すぐ横の岩をビームが砕く


あっぶね!?

だが避けた·····避け切った。


荒れた大地を踏み台に、飛ぶ


❨軟化❩❨軟化❩❨軟化❩ぁぁぁ!!


ジャンプした空中で魚の頭に薄く見える古傷を狙って軟化をかける。


そして☾斬撃☽ぃぃ!!


効け!通れ!!ダメージを受けろ!


斬撃が魚の頭部に当たる


「グギャァァァラァァ!?」


古傷がパックリと開き、吹き出る血で視界が埋まる


よっしゃぁぁぁ!!



[スキルLvが上がりました]

斬撃Lv1→Lv2


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