表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/15

1話 転生

久しぶりに投稿します。

是非、最後まで読んでいただけると嬉しいです。




 キンコンカンコンとチャイムが鳴り、今日の授業が終わりを告げる。


 生徒たちは部活に行くかどうかや、課題を一緒にこの後やろうなどといっているが、俺は窓の外をぼうっと眺めていた。


「おい慎二、一緒に帰ろうぜ。」


 家が近くて昔から一緒の優がいつも通りに声をかけてきた。こいつは運動ができて、顔もいいのに、俺が部活に入らないといったら、自分も入らないと言うような変わったやつだ。


「おう、もちろん。どうせ今日もコンビニに寄るんだろ?」


「分かってるなぁ、慎二は。今日は新刊の発売日なんだ。」


 そういって優はにっと笑った。


 そうして、帰っていると信号機に差し掛かった。


「優、赤信号だぞ。止まれよ。」


 と、声をかけると


「分かってるって。俺だって3年前とはもう違うんだ。」


 と、気さくに答えた。

 優は中学3年の時に信号が赤なのに無視して渡っていたところ、車に轢かれた過去があるのだ。その時は幸い腕の骨が折れただけだったが、もしかしたらと考えるといつも声をかけるようにしているのだ。


 そして信号が青になった。そうして、渡っていると向こうから明らかに速度の速い車が突っ込んできた。


「危ないっっ!」


 そう言って、俺は優を突き飛ばした。

 その瞬間俺は意識を失った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 目が覚めると目の前には美しい女性の姿があった。

 しかし、手足を動かそうとしてもまったく動かない。声を出そうとしても「あうー」となってしまった。

 どうやら、どこかに転生したようだ。

 その後は手足を動かそうとして疲れてしまったため、寝てしまった。


「ほら、起きなさいルート。朝ご飯の時間よ。」


 そう言って、母親らしき人はライトと唱え、明かりをつけて乳を飲ませてくれた。


「なんかあったら、呼んでねルート。」


 そう言って、母親らしき人は部屋の外へ行ってしまった。

 俺はそれを好都合だと思った。なんてったって、魔法だよ。魔法。魔法が使えるんだよ。使えるなら使ってみたいと思うでしょ。

 今の自分は言葉をまともに話せないが、母親を真似して「あいお」と言ってみた。

 とりあえずやるだけやってみたが、何も起きなかった。

 することがなくて目を閉じてどうやったら魔法が使えるのかと考えていると、何かが体の中を巡っているのに気づく。


(もしかして、これが魔力か。)


 彼は優に勧められて異世界転載のライトノベルを読んだことがあったため、普通の人なら見逃してしまうような魔力に気づくことができた。


(こうしちゃいられない。)


 こうして、魔法の研究が始まったのだった。

 


 面白い、また読みたいと思ったら、評価の方もよろしくお願いします!

 感想やコメントも是非頂けたらと思います。

 まだ、慣れていないので参考にさせていただきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ